Last*Lost
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ここでわざと受からないでゴンたちと一緒に受け合格するのがいい。
でもジンに申し訳ないし。


「さて、どうするかな…」


全く、ハンター試験が二回受けられたらいいのに。
同一人物じゃだめなんだろうな。


ん?
同一人物じゃだめということは別人ならいいということ。

なら…!







私には声帯模写で培った声色を変える術があるじゃないか!

肝心の見た目だってメガネをかければ別人って話もあるくらいだしいっそ変装しよう!





偽名を使ってはではでしい姿で行けば…



「ジン、登録内容の変更って今からでもできる?」


「取り消しはできねーぞ?! 内容だけなら確かネットからできたと思うが……ほら、概要書類。」


「ありがとー」



PCに向かい、ハンター協会の公式サイトを開く。



ええと…名前変更で。

というか登録後の名前変更ってどうよ?

なんだかな、と思いつつ偽名を考える。


予定ではクールビューティーに髪はストレート、でも金髪で瞳の色はピンク。
あと服はシックドレス。


それにあう名前にしたいけどな。できれば中性的な。



しばらく考えて思いつかなかったので
ジンから濁音をとってシンにしておいた。
心にも信にも真にもかかってて、目立つにはまぁまぁかなと思う。


そう、今回は徹底的に見た目で目立ってゴンたちと一緒のときは地味にいくのだ。

元が地味な自分だから、ゴンたちに会う時キャラづくりするのもしんどいし。
これでいこう、と思った。


その時の私には、そこで目立つことがどれだけ危険を冒すことか全く分かっていなかった。

そこにだれが試験を受けに来るかなんて想像もしていなかったのである。





  






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