Last*Lost
10
朝、何か書類を片手にジンが震えていた。
「どうしたの? ジン。」
よくみればそれは昨日終えた念獣ランク付。
「お前…いつの間に時間制御できるように」
「なってねーよ」
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う…ん、とジンが伸びをする。
「このぶんだとあと一ヶ月くらいで完成しそうだなー
そうそう、このまえ外でたとき、ついでにハンター試験申し込んどいたんだ。」
「えっ? ジンまだハンター試験合格してないの?」
「何言ってんだよ、お前のに決まってるだろーに」
……へっ?
「えええええええ!?」
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まだ合格は無理だとかG・I完成してないだとかで断固拒否しようとしたのだけれど、
今ちょうど時間が空いてる上に私なら合格は確実に大丈夫であり、そして何より記憶ない=戸籍ない私にこれから必要であろうと力説され、押しに負け結局受けることにした。
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