Last*Lost
15
クビツリもなんとか一区切りついて
玉藻ちゃんがどこかの島を抜け出しそうになったらしい話も子荻ちゃんがお手柄で無事そんな事件もおこらず。
平和だね、うん。
とてもいいことだ。
目の前にはうにうにふにゃふにゃしている友。
ほっぺをひっぱってみる。
「あーうー」
かーわーいーいいーいーー
「もう…莉麻ちゃんっ！ 僕様ちゃんで遊ばないのーっ！」
「えへへ…ごめんごめん」
だって可愛いんだもの……
可愛いものは愛でるに限るよね。
「そうだ、今度僕様ちゃん、いーちゃんと旅行なんだよー
あ、莉麻ちゃんも行こ！」
「それはいいけど…二人の邪魔にならない？」
すると胸を張って宣言する友。
「大丈夫！ 奈々美ちゃんも誘ってるし、
第一旅行といっても知人を訪ねるだけだからね。」
あぁ、サイコロジカルか。
「じゃ、私も行こうかなー」
「決まりだねっ！ あ、出発は明日だからね」
へぇ、明日か。
ん？アシタカ？
えぇ心の準備がしとしとぴっちゃんなんだけど！(謎
大丈夫、かな…
私がいくら年下だけどしとしとぴっちゃんと呼ぶにはどうすればいいかで悩んだところで
変わらず明日は迎えるのだった。
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