Last*Lost
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気付いた時には寝てしまっていたようで、起きた時には全く場所が分からなくなっていた。



山?どこの山だろう、ここ。


コウノトリは飛空に疲れたのかお昼寝してるし。

多分降りるならいまだろう。




「んしょっ」




コウノトリのとまった木からもたもた降りていたら不意に森の中の光と目が合った。



これは…にんげんのめ?






「…こりゃあまた不思議なものが来たな。こっちに来い。危害は加えない。

お前、生きたいか?」




こくり、と頷く。




「なら最低限、いやそれ以上を教えてやれるぞ。俺のとこにくるか?」



「あい。」


「そか。じゃ、お前も今日からゾルティックだ。」

くしゃりと頭を撫でられる。


「……」




返事したあとでそれですか!

えっ、ゾルティックってやっぱゾルティックですよね!?



何それ詐欺に近いよう
死亡フラグが一気に立ったな…



ほろり涙が止まらない。


そうだよ、よくみりゃこの人みたことあるよ。確か名前も



「俺はシルバだ。お前は?」


うん、シルバさんだ。キルアやイルミの父さん。

で、多分いまから俺の第二の父さん。


「おれ、はタクト。 お、おとこだかんな!」





…すごく男のとこで吃驚されたのは気にしないんだからなっ!



ううう…




  






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