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自作発言・再配布以外はおすきにどうぞ
春つ暇 (スッカ)
http://nanos.jp/deedeee/
管理人:つばら
奇しくも生きてます
そざい / はくしゅうれしいです
zankyo / xxx / 無糖
あくたい / 天文学 / vaidurya
title
かつてよるのあなたは
お砂糖をこぼしたような眼差しをしていた
妙な感情のちく積と
カップケーキみたいなひび
星ぼしのぎらりが牡丹の匂い
ほねと散花で砂糖づけ
おぞましいこわねの昆虫みたい
too sweet to be sour
can't see your dying bees?
春を翳してひそかに
泳げないのに唸るからこわれる
さめざめとしんじゃうのすき
うつくしい睫毛の泡ぶく
“まちがえちゃった”
滲んだり甘えたりする
あなたは刺々しい身なりですばやくことばをつげる
歯をがたがたさせて
あなたは悪魔のひとことをくちにする
奇妙にしたい
滲んだよちよちがすき
a milk is sour, pearls too
幽かに呪いの匂い
つぼみがあざのあと
あぶないわ 酸っぱいの 幽霊のしわざだから
あまいの懺悔して
ばらを蒔いてねむれないわたしたち
夜吸い蜂の砂糖づけ
ぼやかされて怪しいうねりだわ
みいらのみが蜂に刺されてる
あねもねより花冷える
牡丹いろの瞼にみづみづし
まばらな棘もなくしちゃった
みぞれが昆虫
妙な幽霊になつかれている
つばきの甘みごと
みみにきゃらめるが垂れてきた
ざらざらの齧りかけで嬲られた
なぜかしねないひとがしんだ
木いちごに春蜂
みるくいろに熟れたひたい
綴じられてゆり幽か
“蜜はたらふく”
花やいでちぢれる
わるいものにして
お気の毒に
あなたに呪われたい
あなたにお砂糖でなぐられたい
あなたに散りばめられたい
ぼやかされた奇妙な踊り
むしろホラーだよ / ひょっとしてカルトかも
ねえ、きゅってしたの根にもってる?
いいから病んで
「わたしの愛が夜じゅうよちよち這いまわって
あなたの頸をきゅってしたら」
どっちがさきにしんじゃうんだろう
わたしはよるの香水瓶を噛む
とび散ってすきになっちゃった
とうめいの脊骨がぎろぎろ魘されてる
“ぴかぴかのあなたのどれいだよ”
春めいてがらすを割った
発光するしらないひと
プラム色がめくれるひび
りりしくてあまいのこわい
ね あなたの謎のあじ
刺されたやまいのような夜るも(甘ったるい)
あなたが棘だらけ
砂糖づけの昆虫のとんがったところ
噛めないまぼろし
わたしは野良の感性をみちばたに棄てる
かわいいお化けのなり損ないがあなた
花の根がざらめ
泳がないままで幼い
つるされたびせいぶつ
ねこのても齧ったことない
散りぢりの美しいぎらぎらでしょ
毒々のつて
おばけ莞爾
“つばをのむ その喉ごしがざらざらして どろりと甘くて
尖る硝子片が粘膜に刺さりながら引き摺り下ろされていくみたいな
やがてそれのたどり着く臓器が
熱帯夜にとつぜんどくどくから騒ぎのような”
わたしたちほんとうに、あれから、うんと青褪めたね
たぶんポルターガイスト
あなたのしっぽまるで幽霊だいやいやい
わたしうそがてら花やいだいやいやい
わたしの詰めものが取れたとき
懐中電灯を持っていればよかったといつもおもう
あなたが触れられない奥歯はがたがたして
まる呑みにされた夜るをおもいだしたりしてる
恐ろしきねんねちゃん
呪いが蝶々結び
撒き散らしてにがい
背泳ぎでとろけておちる
しっている幽霊
虫籠で飼ったりするよ
朧げに泳げやしない
“死んでしまえば、あなたが「恋いびとたち」”
めめしい惰性
或いはうその呪い
あまいの冗談
ぼやけたねごとの謎をとく
“うそのきらきらなのに 魔法の粉みたいに海に撒いてきた”
しらないポーチュラカ
にどもはねない昆虫
それから棘の呪文をわすれる
そんな奇妙な蛮行でおかねをもらいたい
“花褪めてあなたはひとで”
蝶ちょがすごくぴんくいろなの
あなたみた?
わたしそれをお化けだとおもっちゃって
がらすへんをなでたの
血がこぼれたりしないのが
すごくかなしくて
ぴんくいろなの
あなたみた?
・
・
・
“Where did you come from,
where did you go?”