■丸くて甘いA
家が道路を挟んでほぼお向かいの遙と真琴。
今は一人暮らしの遙宅に週末遊びに行くのは習慣に近いものだった。
お昼ご飯を一緒に食べてから、居間の和室に置いてあるテーブルを囲んで、それぞれ本や雑誌を眺めていた。
それはいつも割と突然始まる。
「ハル…」
「?」
手に持っていた本を机にパタッと置いて、食後のお口直しとして食べていたチュッパチャプスを口に含んだ遙がこちらを向いた。
口を丸く膨らませた遙。
ーかわいすぎ…ー
真琴はたまらず遙を抱き寄せた。
「なに…きゅーに…」
キャンディーが言葉を邪魔して、遙はモゴモゴと喋った。
「だって…ハルがかわいいし…」
そこまで言って口をつぐむ。
続けたかった言葉は頭の中でひっそりと呟く。
ーエロいから…ー
真琴は遙の口にくわえられていたキャンディーをひょいと取りあげ、そのかわりに口を唇で覆って、そっと舌を差し入れた。
抵抗がないことを確認して、唇を深く重ねる。
キャンディーは机の上の空の皿に置いておいた。
ープリンの味がする…ー
遙の舌に吸い付くと、プリンの甘ったるい味がして、
真琴はその甘みを感じていたくて夢中で舌を絡めた。
ちゅっ…くちゃ…くちゅ…
「んっ…っ くっん…ん」
甘い水音と、時折遙の口から漏れ出る熱を帯びた吐息が、
真琴の鼓膜を刺激し、途端に体の一部が硬くなり始める。
ひとしきりプリン味のキスを味わってから、遙を見つめる。
長めの前髪の下に、遙の潤んだ青の瞳が見える。
胸がぎゅっと熱くなる。
「ハル…したい…」
真琴の言葉に遙は顔を赤らめ、黙ってうつむいて…それから小さくコクンと頷いた。
---
「…ハル…好き…大好き…」
そう言いながら畳の上に横たわる遙の唇へキスをする。
ー俺のものだ…ー
独占欲が真琴を突き動かし、舌の動きは次第に早く激しくなっていく。
さっきのプリン味はもうない。
キスをしながら、真琴は遙の腰に手をかけ、シャツの中に手を滑り込ませると、勢いよく胸まで捲り上げた。
ピンク色をした綺麗な2つの乳首が現れる。
そっと乳首に唇を寄せると、遙はピクッと体を震わせた。
遙の乳首の先に歯をたてて甘噛みしてから、強く吸い上げると、
遙はさっきよりもはっきりわかる位に体をビクビクと震わせる。
そこは赤みを増して先はぷつりと尖り立っている。
「ハル…ここ…好き…?」
「……」
遙はうつむき加減で黙ったまま口を開かない。
ー意地悪してやりたい…
なぜだか今日はそうしたい気分ー
真琴はお皿に置いておいた、さっきまで遙が口にしていたプリン味のキャンディーを手に取ると、乳首にそれを押し付けた。
「なっ…に!!!そっ…んなこと…」
真琴は手をグリグリと動かしながら言う。
「ねぇ…気持ちいい?」
「……やっ… あっ!
やめ…っ!…ぁ…!」
「…だってハルが答えてくれないから…」
ーハルが悪い…ー
真琴はキャンディーを擦り付けた遙の乳首に貪りついた。
それはさっきのキスでも味わった甘ったるいプリン味…。甘味が口いっぱいに広がる。
先端のぷつりとした突起を舌で舐めたり噛んだりしながら、その感触を楽しんで、もう片方はぎゅっと摘まんでは、爪先で先端を執拗にいじった。
「…や…っ…だっ…!…っう…あっ…ん…」
遙は顔を紅潮させ体を震わせて嫌だと訴えかける。
真琴は何も言わず、遙の言葉は聞こえなかったふりをして、遙の程よく筋肉質な滑らかな胸から引き締まったお腹へと手を滑らせ、ベルトに手をかけた。艶かしい吐息の中に、カチャカチャカと無機質な金属音が混ざる。
ズボンを脱がし、ボクサーパンツ姿になった遙の股間は既に大きく膨らんで、グレーのパンツは色が変わっていた。
「ハル…もうこんな濡れてる…」
真琴はぐっしょりと湿ったパンツの上から遙のそれを強めに握って撫でてやった。
「シミになってるよ…」
言葉にされて、遙は恥ずかしさでますます体が熱くなるのを感じていた…。
その間も真琴は手を動かし続け、パンツのシミは大きく広がるばかりだった。
「だって…真琴が…っ!」
必死に言う遙の姿が、
かわいいくてたまらなかった。
ー早く…裸が見たい…ー
真琴は濡れて色の変わってしまったパンツに手をかけ一気にズルっ
と脱がすと、遙の綺麗なピンクの分身が現れる。
それは反り上がって脈打つ血管が浮き上がり、亀頭の先は漏れ出る先走りで光っていた。
真琴は自分の大きな手で遙のそれを握りしめると、上下にゆっくりと動かした。
遙はビクビクと体を震わせる。僅かに眉間をしかめ、目を潤ませて、手の動きに合わせる様にハァハァと短い息を繰り返していた。
「ハル…どうしてほしい…?」
「………」
遙は黙ったまま真琴を上目遣いに睨む。その顔は真琴の嗜虐心をくすぐるばかりだった。
「……言わないの?
……じゃあ…好きにしちゃうよ…?」
真琴はそう言うと遙の体をクルッと後ろに向けて、四つん這いにさせて、畳の床に遙を押し付けた。
遙の背中に覆いかぶさり、後ろから抱きしめながら、耳たぶを舐めてささやく。
「…いけないことしちゃうから…」
耳元でささやかれて、遙は背筋がゾクリとするのを感じていた。
真琴はさっき胸に押し付けていたプリン味のキャンディーを手に取り、再び口に含んでからそっとそれを取り出し、遙の広背筋に触れた。そのままキャンディーはゆっくりと背筋を通って下へ移動させ、尾てい骨と割れ目を通って、最後は遙の後孔へと触れた。
遙が体を強張らせる。
真琴は遙の割れ目の奥に隠れる後孔を指先で押し広げ、そこにキャンデーをあてがった。
「…ま…ことっ…?!それ…っ」
人とは違った感触を感じた遙が後ろ振り向いたが
気にせずにキャンディーを押し付けてグリグリと刺激する。
「…ハルの下のお口がほしいって言ってるよ…」
「やっ…まこ…っ」
しっとりと濡れて光る白茶色の丸い塊が、固く閉ざされている場所へ、少しづつ押し込まれて姿を隠していく…
いつもはもっと大きな真琴自身を受け入れる場所だ。挿入は容易だった。
つるりと飲み込まれたキャンディーは完全に見えなくなり、持ち手の白い棒だけが後孔から飛び出して見えている。
真琴はその棒を手で摘まむと、前後にそっと動かした。
後孔からキャンディーがチラチラと見え隠れする様子は、生々しくて艶かしい…
「あっ…っ、…やぁ…んっ」
身をよじりながら遙が喘ぐ。
少しずつ動かす速度を早め、わりと浅い部分にある前立腺をグリグリと刺激してやると、遙は体を一層ビクビクと震わせた。
触れていない先端からはダラダラと先走りが漏れ出ていく。
「あっ…あっ…そっ…れ…やだ…ぁ」
「ハル…でもここすごいトロトロで……エロいよ…」
ー興奮した…ー
くちゃくちゃという淫らな音をたてて、遙のかわいい下のお口がキャンディーを頬張る姿に…
こんな真昼間から、腰を高々と持ち上げ、いつもより感じている様子で、されるがままに声をあげる遙の姿にも…
ーもっと…もっと…
誰も知らない
俺しか知らないハルが見たい…ー
真琴はテーブルに置いてあった、まだ開けていない赤色のキャンディーを手に取って乱暴に包み紙を剥がした。
それを口に入れてひと舐めしてみる。
ーストロベリー…ー
口から出して眺めると、それは唾液で濡れて赤くツヤツヤと光っている。
真琴は既にプリン味の収まっている遙の後孔に、さらにストロベリー味のキャンディーをそっと押し付けた。
「…ハル…二本目だよ…?」
「…あ…んっ…っうぅ…んっ…」
ストロベリー味はゆっくりと中へ侵入を果たした。
遙のあそこからは2本の白い棒が飛び出している。ハァハァと遙が息をつく度に、小さく震えるように動き、入口はヒクヒクと震える。
それは異様な光景で倒錯的で……そして綺麗だと真琴は思った。
真琴は二本の棒を左右に目一杯広げて、その間に顔を沈め、唇を押し付けて舌先でぴちゃぴちゃと舐めてやった。
「ハル…すごく甘いね…」
プリンとストロベリーが交差するそこは驚くほど甘くて…
突然、遙が大きくビクっと体を震わせる。
遙の先端から跳ねるように精液が飛び散って行くのが見えた。
「ハル…いっちゃったの…?
ダメだよ…一人で……」
遙の肩越しに顔を覗くと、頬は紅潮し目にはジンワリと涙が浮かんでいるのが見えた。
潤んだ瞳と目が合うと、
遙は震える声で小さく言った。
「…まこ…と…いれて…はやく…」
遙の口から聞くおねだり…
それは真琴にとっては初めてのことだった。
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Bにつづく予定です…!
エロスを感じる食品アンケートで
第1位に輝いたチュッパチャプステーマでエロLev.2。
アンケートの際にご記入いただいたネタを勝手ながら拝借し
盛り込ませていただきましたっ(^-^)
ネタくださった方、本当にありがとうございました!
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