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CRO×QUAR
夢の続きを歩き出す彼らの物語
[アイドルグループ仲良しコメディ]


登場人物紹介
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Act.28 ご褒美遊園地の話(前編)(1/5)
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前回の次の日です

週末の日曜日。
ほぼ突然、ほぼ前日に真昼から連絡が入ったクロスカルテットメンバー一同。
とあるレジャーランド。彼らが住む街の一番近い遊園地へと招集かけられたのだ。

「ゴールデンウィークの間、僕らの都合とは言え合宿に参加していただき本当にありがとうございました。今日はそのお礼と打ち上げを兼ねて、イブとユウの案で皆さんと遊園地で遊ぼうってお話になりまして。なので今日はとことん遊んでいって下さいね。費用は経費としてこちらで持ちますので。」

けど現在、エーチとエヴァは明日からテスト。アズとキィもテスト勉強の期間に入ったばかり。
GW合宿頑張ったご褒美をもらえるのは凄く嬉しいけど、時期が時期だけあって凄く凄く微妙。
なので四人のテンションはいまいちで上がらない。

「「「「・・・・・・・・・。」」」」

誘ってくれたことも嬉しい。
嬉しいことには変わりないが、正直言ってこれほどありがたい迷惑な話もそうそうないだろう。



4+2+1+1

エーチ、アズ、キィ、エヴァの四人と真昼。

「あれ?まひるん志摩ちゃんは?」

「しまちゃんいないの?」

「真島さん今日はお休みなんですよ。徹夜先輩も珍しくお休み指定入れていたので、きっとご家庭で何か用があるのでしょ。」

「徹夜さんもいないんですね・・・。」

「てっちゃんとしましまちゃん、揃っていないなんて珍しいね。」

真昼がいるということはリライトの二人、イブとユウもいるわけだが、志摩と徹夜はこの場にいない。
その代わりに、

「な〜んで俺まで招集かけられたのか、意味分からないんだけど。」

「わーいアリカだ。」

「相変わらずちっちゃいちっちゃい。アリカはスモールボーイです。」

「うっせえ!会って早々、ちっちゃい連呼すんなイブ!」

アリカまでもユウとイブに呼ばれていたようだ。
というわけで今回は、この8人で遊園地いってきます。



真島兄弟の休日

ちなみに志摩と徹夜は現在、何をしているのかと言うと・・・。

「へぇ〜。じゃあ志摩くんもついに一人暮らしすることにしたんだ。」

「ああ。家に帰る時間がバラバラ過ぎるし、夜遅過ぎてお袋や親父を起こしちゃうの悪いしな。」

今まで志摩は実家からチェリーストーリーの事務所へ通勤していた。
けれどこの度、一人暮らしの決意を固めたようだ。
そして兄の徹夜を同行させてネットでいくつか候補をあげた不動産屋へ向かい、これから志摩が住むことになるアパートの一室を下見することに。

「でも本当にいいのか?好きな場所選んで。」

「いいんじゃない。けどあまり高すぎると補助で、どうこう出来なくなるから気を付けてね。」

「分かってるわい。」

果たして志摩は、何処へ住むことになるのだろう。
それは後日の話でお楽しみに。



いっぱい乗るなら最強チケット

さっそく遊園地へ入場したエーチ、アズ、キィ、エヴァ、イブ、ユウ、アリカに真昼の計8人。
入園料+乗り物一日フリーパスチケットを人数分購入。
これさえあれば今日一日中、どんな乗り物でもフリーに乗ることが出来る。

「僕、ここの遊園地来るの初めてなんだよね。ここら辺を車で通るたびに観覧車見えてたから、実はすっごく気になってたんだ。」

「ボクも初めてだから一緒だね、きぃちゃん。」

「へえ、二人とも初めてなんだ。オレは昔来たことあるけど、もうずっと前の話だからな〜。久しぶりすぎてあまり覚えてないんだよね。」

「せっかくまひるんにフリーパス買ってもらったことだし、僕ら全員で全部の乗り物制覇しようよ!」

そうして入園ゲートから進んで奥までやって来た彼ら。

「さて、と。最初は何から乗りましょうか?」

「「ジェットコースター。」」

「わっ!?ユウ先輩もイブ先輩も揃って今日は乗り気だね。」

ユウとイブの希望により、最初はジェットコースターへ乗ることにした。



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