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CRO×QUAR
夢の続きを歩き出す彼らの物語
[アイドルグループ仲良しコメディ]


登場人物紹介
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Act.25 GW合宿の話 (4)(4/4)
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4−2の結果発表

まず一人目はー・・・。

「まず一人目は、キィちゃん。」

「だよね。とーぜん!」

初日からほぼ完璧だったキィが選ばれた。
正に「ですよね」結果だけあって、文句なしに納得いく選抜。
『おめでとうキィちゃん!』と祝されるのも束の間、直ぐに二人目が呼ばれる。
それはー・・・。

「そしてもう一人は、そうですね。アズに期待してみましょうか。」

「えっ!?」

なんと、アズだった。
前半戦は一番評価が低かったようだが、後半戦の伸び幅がとても大きかった成果、結果に結びついたようだ。

「それでは改めてアズもキィちゃんもリライトのバックダンサーとして、よろしくお願い致しますね。」

っというわけで、リライトのバックダンサーに選ばれたのはアズとキィ。
4−2の椅子取りゲームは見事、二つ差コンビが勝ち取ったのでした。
・・・この結果、読めた方いるかな?



選ばれた二人

それから直ぐ有言実行通りに、アズとキィはリライトの二人と交えてバックダンサーとしてのレッスンが本格化。

「はい、ストップ。キィちゃんもアズも、始めの手の位置2センチも間違ってますので、そこを一から覚え直しましょうか。」

「「え・・・っ。」」

「まだ始めたばかりなのでミリは妥協しますが、センチのズレは一切許しませんからね。」

よって真昼の指導も本格的に。
今の今までは何だったんだろうっていうぐらい細かく細かく指摘されては直されていく。

「Oh・・・、まひるんの鬼レッスン始まり始まり〜。」

「最終的にミリも許してくれなくなるから、選ばれたことを後悔するといいよ。」

完璧主義者な彼は多少のズレすら許さない。
センチとミリでは10も違うんですよ、10も!っと妥協出来ない理由を述べるが、パッと見は変わらないし大差ない。
それでもその差が許せれない真昼は完璧をより完璧へと仕上げよう厳しく指導を入れてきたのだった。



選ばれなかった二人

「やっぱりキィちゃんは選ばれ対象だよね。昨日、何だかんだ言ってたけど、やっぱり選ばれないって悔しいな〜。」

その一方、今回は残念ながら選ばれなかったエーチとエヴァの二人。
真昼の指示でこれにて解散となり、このまま残るのも帰るのも自由となった。

「エヴァも悔しい?オレはともかくとして、結構いい線いってたのにアズに負けて。」

「いや。・・・むしろホッとした。」

のでエヴァは一人先に帰る支度を。

「え?ってあれ?帰るの?見ていかないの?」

ささっさとキレイに荷物をまとめて整えていた。



GW合宿 終了

「ああ、先に帰る。流石にゴールデンウィーク全部休むわけにはいかないから。」

「ん!?あれ?え?それって今まで大丈夫だった?燐之助とか怒ってない?」

「そのリンがあんまり大丈夫じゃないから、これから行ってくる。」

「そ、そっか。行ってらっしゃい。」

そして何かの用事があったようで、誰よりも先に慌ただしく帰ってしまう。
そんなエヴァを見送った後、エーチはエーチでこの場に残りアズとキィの二人のレッスンが終わるその最後まで見学していった。



こうして長かったGW合宿は幕を閉じる。
選ばれた二人も選ばれなかった二人も、今後にどのような糧を繋げるのだろうか。
彼らの夢の続きは、まだまだこれから。
ゴールデンウィークが終われば、7月7日なんてもうすぐ。
今この瞬間にも少しずつ少しずつクロスカルテットのデビュー日が近づいていくのでした。



『CRO×QUAR』第25話を
読んでいただきありがとうございます!

っということで見事、リライトのバックダンサーを
務めることになったのはアズとキィの二つ差コンビでした
予想が当たった方います?
・・・とはいえ、今回ちょっとフワフワ感が否めない
もう少し上手く書きまとめられるようになりたいです

そしてここでちょっとした小ネタを
クロカルメンバーの組み合わせの呼び名をご紹介
エーチとエヴァで同い年組
アズとキィで二つ差コンビ
エーチとキィで喧しい組
アズとエヴァで平和組
それぞれの組み合わせの名を覚えていただきたかったので
作中でも呼んでおりました
なのでぜひぜひ覚えて頂けると嬉しいです


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