そして今回はリライトがメインであって、クロスカルテットがメインではない。 郷に入った以上は郷に従えという諺がある通り、クロスカルテットは入れさせてもらった側だ。 それに合わせられなければリライトや真昼に『クロスカルテットからは要らない。』と言われてしまう恐れもあったのだ。 4−2の椅子取りゲームが0になってしまったら、それこそ全てが台無し。GW合宿中、あんなに頑張っていたことも全て水の泡になってしまう恐れだってあったのだ。 志摩もそうキィから説教されて見えなかった部分。いや、見てなかった部分を気づかされて反省をする。
「ごめんなさい、まひるん。」 「すみませんでした真昼さん。」
なのでエーチも志摩も二人揃って、真昼に謝ったのだが、
「いえいえ、気にしないで下さい。大丈夫です、大丈夫ですから。」
やっぱり一番反省しているのは何故か真昼だった。
(本当にごめんなさい、キィちゃん。凄く熱く言っていただいただけあって凄く胸が痛いです・・・。)
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