「とりあえず偽物連呼するの止めようか。偽物じゃないし、いろんなところから怒られそうだから止めて。」
こうなってしまえばもう説明するより、さっさと作って食わせた方が早い。
「それじゃあお言葉に甘えてキィちゃんキッチン借りるね。」
これ以上、時間もロスするわけにもいかないから、志摩はキッチンへと急ぐ。 しかしボケた二人はまだまだ不安だったのか。
「待って!しましまちゃん。やっぱり僕も行くー!しましまちゃんがちゃんと作れるか監視するよ。」
「あ!オレもオレも!志摩ちゃんが作ってるとこ見たい!」
ガヤガヤと騒がしいまま志摩について行くかのように追って出て行く。 なのでここに残ったのはアズとエヴァ。喧しい二人がいなくなっただけで瞬く間に静かになった。
「えいちゃんもきぃちゃんも終わったばかりなのに元気だね。」
「頼むからもう少しだけでいいから静かにしてほしい・・・。」
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