「そういえば、えば大丈夫だったのかな?昨日。」
「え?え?え???」
「今日、学校休んじゃったみたいだし心配だよね。あんちゃんが既に行ってそうだけど、ボクもお見舞いに行こうかな。」
アズの一言で、志摩は昨日の言動を思い出す。 エヴァに珈琲を飲ませたあの時のことを・・・。
「待ってアズ。エヴァって珈琲ダメ、なの?」
「うん。そうだよ。あれ?しまちゃん知らないの?」
そのことを正直にアズに話す。 すると『なるほど』と小さく頷き、エヴァの体調不良の原因を教えてくれた。
「えば珈琲飲むと目眩したり、お腹下したり、気持ち悪くなったりで、具合最悪になっちゃうみたいなの。」
「ああ、そうだったのか。そうとは知らずに飲ませちゃったよ、昨日・・・。」
昨日のレッスンを早退したのも。 今日、学校を休んでしまったのも。 全て自分が飲ませてしまった珈琲が原因だ。 ・・・あぁ、どうしよう。
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