それから二階三階四階まで上がっていき、
「そうだった!」
ふと何かを思い出すアズ。
「ん?」
とててと走って向かったのは、家電売り場にあった時計コーナー。
「目覚まし時計、強く叩きすぎちゃって一個壊しちゃったの。だからまた新しいの買わないと。」
「全部でいくつ目覚まし時計あるの?」
「えいちゃんから誕プレで貰ったのを合わせたら4つだよ。ご臨終分も数えたら二桁余裕でいっちゃうけど。」
「マジで!?」
「寝ぼけてると力の加減って出来なくて。ついついベシベシ強く叩いちゃうから、あっという間に壊しちゃうの。だからえいちゃんに貰ったものだけは壊さないよう大事大事に使ってるよ。」
アズの目当ての物ではなかったが、1280円で売られていた目覚まし時計を一つ購入。 本当は志摩が買ってあげたかったのに、壊れていい用の時計が欲しかったということで断られてしまった。・・・残念。
|