でも真面目だったのは、その一瞬だけだった。
「さてと、近場の居酒屋どこだったかなー?」
「はぁ!?だから俺、行かないって!行けられないって言っただろ!」
「どんな理由があっても上司からのお酒の誘いを断るなんてダメよ〜、ダメダメ。なってないよ〜?志摩くん?」
「なッ!?軽々と余裕でパワハラすんなッ!!このブラッククソ上司ッッ!!」
「大人の社会関係、甘く見ちゃダメだからね?上司としてではなく兄として、ついでにお説教してあげようか。」
朝早いと断ったのにも関わらず結局、強制的の強引にお酒を飲みに付き合わされるハメに・・・。 やはり志摩にとって兄の徹夜は最低で、命令は絶対的。 そこにどんな理由があっても逆らいは許されないのでした。
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