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CRO×QUAR
夢の続きを歩き出す彼らの物語
[アイドルグループ仲良しコメディ]


登場人物紹介
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Act.38 大人たちの危ない話 2nd(後編)(3/3)
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一線越えたけじめとして

「じゃあましクンは、どうしたいのさ。」

「けじめを。けじめはつけさせてほしい・・・。」

しかしこのまま続けていたって仕方がない。
なので朝陽から交わらせようとした。

「けじめ、ねえ・・・。ならマネーで解決させる方法もあるよ。示談金とか慰謝料とか、そういう言葉聞いたことあるよね?」

「・・・・・・。」

「これも責任を負うけじめのひとつでしょ。」

「・・・朝陽、さん。」

「ん?」

もちろんお互いに納得する形で。

「俺と付き合って下さい。」

「コラコラ。人の案無視して話をループさせないでくれない?」



築かれていく2人

「お金で解決とか。俺の中じゃあり得ないんで。」

「あり得てよ。もう、仕方ないな。」

志摩がなかなか折れないせいで、朝陽が先に折れてしまう。

「分かった分かった。悪いのはオレだからね。仕方なく付き合ってあげるから、ましクンは頑張ってオレを口説いて惚れさせてちょーだい。」

「え、なんで?」

「なんでって、オレと付き合いたいんでしょ?ましクンはこういうこと言ってたんじゃないの?」

「あぁ、そうか。そ、そういうことなるのか・・・。」

「ひょっとしてあまり理解してないまま、オレに付き合えって一点ばって言ってたの?」

それは2人の関係を変えた瞬間。
今後のお話に大きく影響させたのだった。

「そっか。俺も朝陽さんを好かなならないのか・・・。」

「ましクン。マジへこみしてるとこ悪いけど、自分がめちゃくちゃ言ってるの、ちゃんと気づいてる?」



前途多難な2人だけど

けれど物語上、大きな問題は特になし。
影響を及ぼす力はあまり強くない。

「嫌ならいつでもやめていいよ。」

「いや、やめない。俺はやめない!俺は、俺は・・・。俺は朝陽さんが好きなのか?」

「・・・これじゃあ先が思いやられるな。」

何せ志摩は主人公ですが、この物語は彼がメインじゃないから。
だから志摩が誰と付き合おうが、エンディング(最終回)にはなりません。

「そ、そこは俺が頑張って朝陽さんを好きになるから大丈夫だ。」

「ましクン。23年間、彼女どころか好きな子いたことないでしょ。経験なかった理由も今のでなんか納得出来ちゃったよ。」

「いたよ!好きな子ぐらい。」

「好きって頑張ってなるようなモノでもないと思うんだけど。」

一番最初に誰かとくっつくのが主人公というのも悪くないと思ってしまう作者です。が、それでももし駄目なようでしたら『志摩くんだからいいや』で簡単に済ませようと思います。



今後ともよろしくお願いします

「まあいっか。それはそれでましクンで色々と楽しめそうだし。とりあえず『これからよろしく』ぐらいは言っておくよ。」

「何、その発言。・・・朝陽さんって、ひょっとしてS?」

「ううん。オレ、Mだよ。攻められるの大好き人間。」

こうして無事に?成立した志摩と朝陽の関係。
願わくば、2人の親展がいい方向へ進むよう暖かい目で見守っていて下さい。

「生半可な攻めじゃドキドキしないから、オレと付き合うのならちゃんと覚悟しときなよ?オス喰い狼さん。」



『CRO×QUAR』第38話を
読んでいただきありがとうございました!

色んな意味を込めて志摩くんおめでとう!

テンポ的に書けなかったネタ
倉庫にupしてますのでこちらも合わせてどうぞ



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