徹夜にさっさと帰れと言われたけど、断る理由が特にないし、せっかくなので朝陽のあとをついていく。 すると目的地は駅から直ぐ近くだったようで、ここからあっという間。1件のラーメン屋の暖簾をくぐり、中へと入っていった。
「って、ラーメン!?さっきあんなに兄貴がつまみ頼みまくってたのに!?!?」
「うん。居酒屋のだけだと、物足りない感じしない?締まらないと言うか締めれないと言うか。ましクンも飲んだ後だしラーメンなら丁度いいでしょ?」
「まあ、確かに・・・。」
そして店員にテーブルのボックス席に招かれた2人は向かい合って座り、醤油と味玉付の味噌ラーメンを1個ずつオーダー。
「よし灰皿あるね。吸ってもい?」
「ど、どうぞ?」
注文した品物が届くまで、暫し待て状態となった。
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