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CRO×QUAR
夢の続きを歩き出す彼らの物語
[アイドルグループ仲良しコメディ]


登場人物紹介
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Act.36 初めましてのお話(3/3)
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悪魔でも控えめに

「ふかみん。何か食べたいもの。おやつ的なモノで何かある?こうやって皆が揃うことってあまりないし、せっかくだから。」

「わぁ、嬉しいです。ただでさえオレのために集めてもらったのに、歓迎会的なモノもしてもらえるなんて。」

こうして開かれていく歓迎会小パーティー。
けれど大きいことは出来ないので、悪魔でも控えめに。

「うーん。オレは何でもいいですけど、パッと直ぐに思い浮かんだのが、パンケーキぐらいで。」

「パンケーキだね。よしOK。確か給湯室にホットプレートあったから作れるね。」

「え。」

悪魔でも控えめに。

「コンビニで材料買えるから行って来るね。誰かついてくる?」

「はいはい!僕行く僕行く!てっちゃん僕も行く!アズも行こう?」

「うんっ。」

悪魔でも控えめに、パンケーキで歓迎会小パーティーが開かれる。

「・・・あれ?仕事は?」

「まあ、こういう感じで仕事から脱線すること多々ありますので、少しずつ慣れていって下さい。」



パンケーキで歓迎小パーティー

「なんだろう。また志摩ちゃんいないから変にデジャヴ感じる。」

「NONO。まんま一緒デス。」

ホットケーキパウダーに卵に牛乳。
ホイップクリームに缶詰めの果物や冷凍のミックスベリーまで買って準備完了。
コンビニってなんでも揃っているから本当に便利。

「『真島なんとかさん』と、その『志摩ちゃん』って一緒の人?」

「だよ。」

「人気あるんだね『真島なんとかさん』っていう人。」

レシピ通りの分量に従って。ボールにホットケーキパウダー、牛乳、卵を入れてカシャカシャかき混ぜ、温めたホットプレートにお玉で掬い入れて、1枚ずつ焼いていく。
そしてアウトドア用のペーパープレートに焼けたホットプレートを乗せて、ホイップクリームやフルーツ等で飾り付けたらハイ完成!

「志摩さんってさ似てないようで、てっさんとやっぱり似てるよな?意外と隙見せれない。」

「それはアンタが悪い。真ん前でやらかしまくったら、気付かれるのも時間の問題だったでしょうに。」

「アリカ先輩もユウ先輩も何の話してるの?」

今回は悪魔でも控えめだから、簡単に作れちゃったね!

「えば〜。ホットケーキ、ボクと半分こでもいい?」

「うん。俺もあんまり食欲ないから助かるよ。」

ワイワイガヤガヤ、パンケーキを皆で食べ終えたら、朝陽歓迎小パーティーはあっという間に閉幕となった。



朝陽が仲間に加わった

そして時間を迎えれば、クロスカルテットはレッスンへ。
アリカは徹夜と一緒に収録現場へ。
リライトは取材が入っているが、その2組より時間はあるのであと片付けを任された。主にイブとユウが。

「Boo・・・。また片付け担当・・・。」

「まひるんが引き受けた時点で、嫌な予感してたけどな。」

「はいはい。口はいくらでも動かしていいですから、手も同じように動かして下さいね。」

真昼は以前のことをまだ根に持っているのか。
イブとユウの2人を、まだまだ許す気がなかった。

「へえ。徹夜先パイに内緒で、そんなこと企んでいるんですね。」

「朝陽くんにも何かとお手伝いしていただくかと思われますが、今はまだご内密にお願いしますね。」

そんなイブ・ユウを眺めながら、今後を真昼と話し合う朝陽。
こうして彼がチェリーストーンの新しい仲間に加わり、その方針に果たしてどう影響されていくのだろうか。



『CRO×QUAR』第36話を
読んでいただきありがとうございました!

予告通り、深海朝陽こと『ふかみん』登場

青ノ葉の詳細紹介の小町の欄で紹介していた
「変態男子三戦士」のベスト1はコイツのことです
次回やらかすんで、お楽しみに!?



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