ちまちまち　‐CRO×QUAR 　最新話順‐

ＣＲＯ×ＱＵＡＲ

夢の続きを歩き出す彼らの物語

［アイドルグループ仲良しコメディ］

登場人物紹介
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Act.36　初めましてのお話(2/3)
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主人公いなくても平常運転

「まひるん。今日もリライト夕方から？」

「です。」

「ならちょうどアリカとクロスカルテットとも時間被せられるし、ふかみんにリライト以外も紹介出来るね。」

これにて徹夜と真昼からチェリーストーンの社員を一通り紹介された朝陽。

「あれ？さっき言ってた『真島なんとかさん』と顔をまだ合わせてないんですけど。」

「あぁ。そいつ今日休み。」

「へー。」

約１名省かれてしまったが、それは明日以降でも困らないので特に問題なし。
タイミング悪いやつがいるという印象を一番に持ってしまいそうだが、心配ご無用なので特に問題なし。
平常運転で事が進む。

「真島さんにとっても、朝陽くんが初めての後輩となるんですね。」

「ほぼ同期でしょ。２ヶ月ぐらいしか差ないし、キャリア上は現時点でふかみんのが上回ってそうだけど。」

朝陽と初対面

そんなこんなであっという間に時刻は昼休みも過ぎて夕方へ。
チェリーストーンの事務所にクロスカルテット、アリカ、リライトで４人、１人、２人の計７人が揃う。

「わ。アリカとリライトだ。そこの４人は知らないけど、そっちの３人は知ってる。」

「朝陽くん、ちゃんと勉強していたんですね。リライトまで知っていてくれていて光栄です。」

「当たり前じゃないですか。昼休み中にググって覚えましたから。クロスなんちゃらはなかったから無理だったけど。」

「付け焼き刃で覚えたんだ･･･。」

「あ、でもアリカは違いますよ。アルバム持ってますし。」

そして徹夜と真昼から順々に紹介されていく。
朝陽はクロスカルテットやリライトよりも、アリカに生で会えたことに感激を覚え、

「実際に会うとアリカって、こんなにちっちゃかったんだ。」

「おい！」

感激を覚えた上で、初対面なのにも関わらずアリカのコンプレックを容赦なく突っつく。

差

「アリカって168でしょ？アリカのが一般男性の平均よりで決して小さくはないんだけどね。オレ178だから10cmも差あるし。ほら、アリカのがちっちゃいじゃん。」

「だからって初めましてで言う話じゃないだろ！てっさん何なのこの人！？」

「大丈夫だよふかみん。アリカのいじり方、何にも間違ってないから。そして正しく言えば10cmじゃなくて13cmだね。」

「13！？うわっ、アリカちっちゃ！ちっちゃアリカ！」

「うるせー！」

アリカにとってその発言はＮＧだけど、アリカ以外。特にリライトのイブとユウと徹夜は大笑いしていて掴みはＯＫ。
それでお調子が良くなったのか、朝陽から言葉の攻撃が続きに続き、

「じゃあさ、そこの４人の一番大きい子。アリカと背比べしてみてよ。何cm差あるのさ。」

「え。俺とですか？」

しまいにはエヴァと背比べをさせて、傷をより深く抉る。

差２

「Nice！ふかみん。」

「さあさあアリカ。そのシークレット脱いで、現実知ろうか。」

「やめろよ！お前らまでやめろー！あああ、やだああ！」

そしてその話に乗ったリライトのイブとユウ。
無理矢理靴をスポーンと剥がせて、アリカの本来の身長で計られてしまう。
朝陽のせいでギャーギャーあっという間に騒がしくなった中で告げられた事実。

「22。」

「わー。15cmの定規でも足りないってビックリ～。」

それはアリカにより強いコンプレックを抱かせる数値。
この現実は、わりとガチめで彼を凹ませる。

「アリカさん。なんか、ごめんなさい。」

「･･･謝んな。余計に傷つくから謝んな。」

改めて初めまして

そう言うわけで朝陽に改めて７人をご紹介。
先ずは今後、関わりが一番強くなるリライトのお二人から。
イブ→ユウの順から始まり、アリカは凹んで再起不能だから置かされて、次はクロスカルテットの４人を教えてもらう。

「ふかみんはなんだろう。僕のお師匠な感じがしてくる。」

「やめといて。ふかみんを師匠にするのだけは、絶対にやめといてキィちゃん。」

このあとに入ってる取材や収録、撮影やレッスンなど忘れて、ガヤガヤとみんなすっかり歓迎モード。

「それにしてもエヴァは本当に背デカイね。オレでも結構ある方なのに。身長いくつあるの？」

「187ですね。」

「へぇー。やっぱり大きいね。そりゃ22も差が開くわけだ。」

朝陽自身、人見知りするタイプではなく、興味持ったモノにグイグイいくタイプ。なので馴染んでいくのも、そう時間はかからないだろう。

「下もデカイよ、コイツ。」

「ユウさん。それ今言う必要ないですよね･･･。」

「･･･へえ。」

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