やっと一日の授業が終わり放課後へ。
「アズー。カラオケ行こう?カラオケ。」
仲の良いクラスメートの男子生徒たちから遊びに誘われたが、
「ごめんね。今日も練習、行かないと・・・だから。」
アズは悩んで一瞬悩んで間を置き、フルフルと首を横に振り断った。 きっと彼も皆と一緒に遊びに行きたかったのだろう。 その時、ちょっとだけ寂しそうな表情を見せた。
「またね、みんな。」
そして教室を出ていくアズを見送ったクラスメートの男子友達。 さきほどのアズの表情を見て、心をズキュンと撃たれたのだろう。
「アズ、頑張れ!超頑張れ、アズ!」
「オレたちは皆、アズのこと応援してるからな!」
アズが我慢しているのだから、オレたちも我慢。 仲の良い友達兼アズのファンクラブに所属する彼らは、ボロボロに涙を流しながら、必死にアズのことを応援するのであった。
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