( 会話文だけをやってみたかっただけ )



「わあ」
「わあ」
「わあ」
「なにやってんの青柳まで。赤城はまあ、わかるけど」
「なんで!?俺は一ノ瀬と同じくくりなの!?」
「なんか一ノ瀬さんがにらめっこしようっていうんで」
「してたのか」
「してた」
「してました」
「れーちゃん、わあ」
「わあ。お前らもゆーきに染められてんなあ」
「一番染められてる奴に言われたくねぇわ」
「れーちゃん、だっこー」
「はいはい」
「一ノ瀬がにらめっこに飽きたらしい」
「すね。てか零原さんの変顔見ちゃったんですけど」
「ただの変顔が神々しかったな」
「赤城さんには無理なやつですね」
「きみはなにかね、俺でストレスを発散しているのかね」
「まさか。唯一平凡な人で安心してますよ」
「あれ、なんだろう、他の後輩とは全く真逆のことを言われている」
「赤城さんも抱っこしますか」
「しねーよ」
「一ノ瀬さんごろごろしてますね」
「すげーな。零原の腹を枕にしてリアルにごろごろしてるな」
「お腹の上で何回回れるか挑戦してますね」
「ばかだな」
「赤城さんに言われちゃいましたね」
「どういう意味だ」
「あ、こっちきた」
「零原がゲームはじめたから暇なんだな」
「アルプスいちまんじゃくしよー!」
「また懐かしいのもってきたな」
「たまげますね」
「お前の方言にびっくりだよ」
「通じたことにびっくりですよ」
「俺のばあちゃんちがそっちの方」
「ほんとですか。俺は両親が」
「まじかー。たまに使うと全然通じなくてびびるよなぁ」
「ですよね、悲しくなりますよね」
「なるなる。あ、一ノ瀬はしってった」
「無視しちゃいましたもんね」
「ああ、またわけわからんことを」
「赤城さんすっかり保護者の気分ですね」
「そうか、あいつを見てたら誰でもなると思うぞ」
「俺はべつに」
「俺もべつに」
「お前らは何かが欠けてるからな、人として。てか零原は聞いてたんだな」
「おう、なあ青柳、ここってどうすんの」
「どこすか」
「ああ、青柳に用があったんだな」
「ここ右ですね」
「あー、そっか。え、なにこれ、意味わかんねぇ」
「そこでAを押してください」
「え、いま?いま?」
「いまです」
「よしっ、おおっ!なるほど!」
「コツ掴むの早すぎすね」
「俺だからな」
「そこBですね」
「……はい」
「あーるぷーすいちまんじゃーくこやぎのうーえでひたすらあしぶみふみましょおー」
「なにその物騒な歌詞!てか俺一気に暇になったんだけど!」
「ハンカチ落とししましょう!」
「うん、ぼっちはやだからやろうかな」
「じゃあハンカチ役ね」
「うん、……うん?」
「だらっしゃあああああっ」
「ちが、ハンカチ落としってハンカチをどんだけ飛ばせるかのゲームじゃないからね!てか俺ハンカチじゃな、ぎゃあああああ」
「ホームラン!」
「お前はルール知ってるゲームをやりたがれよっ」
「お次はあんたがったどこさだよー」
「とりあえず右手のバケツを置いてこい!」
「騒がしいなあ」
「ですね」
「移動すっか」
「はい」
「ぎゃあああああっ、こっちくんなあああああ」




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