【006号室 エース】
食事は美味しかった。ただ食欲が失せなかったらもっと食べてた。
ポートガスくんが居てくれて良かった。私の分も完食してくれたし。
で、いよいよ確認することが無くなった。
レディファーストでお風呂を頂きましたが、凝った仕様に大絶叫(赤い水の所為)。
入れ替わりで彼がお風呂に行かれている間にドレッサーを使用していて...
鏡に映った肖像画の目が動いてて再び大絶叫。恐怖を仕込み過ぎ。
正直、何の仕事もしてないけどもう精神的にクタクタになってしまった。
「お前、結構声出るのな」
「ポートガスくん...」
「そんなに怖かったのかァ?」
普通に怖いです。仕掛けも凝ってたし。
逆に平気で笑っていられるポートガスくんの神経が凄いよ。
「さァて、寝るか!」
「え?」
「え?寝るの早いか?」
まあ...早いと言えば早いとは思う。だけど問題はそこではない。
ベッドが一つしかないということに問題がある、と私は思うのです。
「なら枕投げするか?」
「え?あ、いや、」
「あー...枕2個じゃ盛り上がらねェか」
「あ、いや、その、」
どうしよう。どうやら意識してるのは私だけみたいだ。
本当にどうしよう。ベッドが一つなんですけどって言うべきかなあ。
1. 言うべき、だと思う。
2. 言わなくても大丈夫、かな。