ひかえしつ@
「おー、お疲れー。 練習?」
「ああ、ちょうど一息入れようと思っていた」
「あのさ、男子だけだから言うけど…ダンスしてる女子って、なんかよくね?」
「お前と言うやつは…」
「まさか、そういう目で夢乃の事も見ていたのか?」
「はあっ!?」
「変態だ」
「お前にだけは言われなくねえけど!?」


「つか、俺が言いたいのは、ダンスしてる女子全般がイイって話な?」
「竜司は夢乃のタイプじゃない」
「だからなんで夢乃ピンポイントなんだよ!」
「違うのか?」
「ちゃんと俺の話聞けよ、いいかよく聞けよ。『ダンスしてる女子全般がイイって話』な?オーケー?」
「ああ、杏のことか」
「聞け。話を聞け。お前の耳は飾りか」
「普段女子メンバーが踊っている所なんて見る機会ないからな。新鮮さと相待って刺激になるんだろう」
「そうそう!新鮮だし格好イイしなんかこう………グッと来るよな!」
「確かに、竜司の言っていることも一理あるかもしれんな。 ダンスで求愛するという鳥もいると言うし、踊っている女性を見て惹かれるというのは、自然なことかもしれない」
「おー!珍しく意見が合ったな、祐介! そしたらさ…」
「だからといって、夢乃が竜司に求愛することは無い」
「求愛されても困るわ!」
「ぐっ………俺は求愛されたい…っ!何だこの気持ちは…っ胸が熱く…インスピレーションが沸々と湧き上がってくるぞ…っ!」
「祐介は放っておこう」
「ていうかなんなんだよ、この無駄に振られたみたいな感じ!」
「それで?竜司は杏のどこにグッときたんだ?」
「そりゃさっきのサビのフリーーーーーーって!女子全般だっつってんだろっ!」


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