幼い頃は、優しく明るかった彼

「ひゅうが!何してあそぶ??」

笑顔で、体の弱い俺にあわせて遊んでいた優しい彼

でも―――

「うっせぇ、黙れカス」

口の悪い、不良になっていた

目つきも鋭くなった気がする


正直、ショックだった

あんなに優しかった彼が・・俺様だなんて!!


けれど、時折
優しく頼れる存在になる

俺はよく風邪を引き、休むことも多い
1度、熱がある中生徒会の仕事をしていたとき

「お前、熱があるなら休め。出来るものも出来ねぇだろ」

お前のは俺がやっとく
と彼は俺に言ってくれたんだ

その時の笑顔は、あの頃と変わらず・・


俺は彼が好きだ

熱がさらに上がった気もする



どんなに変わっていても心の奥には変わらないものがある

そう思ったんだ

彼を尊敬している
彼は誰からにも好かれる

憧れ・恋心

いろいろ混ざり合う


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