俺、秋宮日向
青葉山学園、ホモ・バイ約9割の学園で
生徒会副会長を務めている
人気選挙で、決まる生徒会
本当は人前に出るのが苦手な俺は、断ろうとしたが
断れない理由があった
会長の伊里神夜だ
地毛の金髪に緑色の瞳、イギリス生まれの帰国子女
頭はもちろん、運動神経だってずば抜けて良い
初恋の相手だった
昔病弱な俺はいつも病院に居て、外に出れず
1人だった
そんな時、見舞いに来ていた彼と出会った
母親が入院しているらしく、しばらくの間一緒に遊んでいた
そして、俺は惹かれた
幼い俺には告白なんて出来ず、ましてや男が好きだなんて誰にも言えなかった
けれど、その母親が退院してしまえば
彼は来なくなった
それっきりの彼
名前は覚えていたし、あの容姿は絶対に彼だ!
俺は喜んで生徒会に入った
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