本をいろいろ勧めていく内に
僕たちは仲良くなった

教室では挨拶する程度だけ
放課後の図書室だけ、僕は大岐君と話せるんだ





僕は、大岐君が好き


自分の気持ちに気づいた時、驚いた
初恋がまさか、男だなんて
考えたこともなくて、現実を受け入れるのは時間がかかった

叶わない

それは分かっていた

告白したら、彼と傍にはいられない

そんな目で見たいたとか、思われたくない




それでも


僕は彼が好き



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