僕と君
性格は全然違う
僕はどちらかというと物静かで、本ばかり読んでいた
君は、いつも周りに誰かいてずっと笑っていた
そんな僕たちが
出会うのは奇跡に近いと思う
***
放課後の図書室
僕は本を借りに向った
そこで、寝ている1人の少年
―――大岐君でした
「寝てる??」
近くでよくみると、すごく綺麗な顔で
茶色の髪がすごく綺麗
見惚れていました
「何お前?」
いつの間にか目が開かれていて
寿命が縮んてしまうほど、驚いた
「あ、大岐君・・」
「お前、もしかして左塔??」
僕のこと知っているんだ
その時の感想
僕は影が薄くて、先生にまで忘れられるような存在だ
名前を覚えてくれているのがうれしかった
「知ってるの??」
「知ってるよ。センセイ間違えすぎ、逆に覚えたし」
先生はいつも僕の名前を間違える
「斎藤」とか「佐々木」とかサしか当たってないのに
もう態とというのは分かっていて、最近は諦めて否定しないんだけど
「左塔って、本読むんだろ?俺にオススメの本ないか??」
起き上がってきた彼
彼が近づき、鼓動が早まる
「え、あ、うん、いいよ!」
戸惑ったけれど、彼と一緒にいたったんだ
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