百人一首題-003

豊臣秀吉が天下人となり、泰平の世が訪れた。
相変わらず政宗と兼続は顔を合わせれば口喧嘩を繰り広げ、人々に犬猿の仲っぷりを見せつけていた。
だけどそれは人々の目を偽る為の姿だ。
実際の二人はお互いに思い合い、逢瀬をするような仲だったのだ。
国許に帰ってしまえばなかなか会うことも叶わない。
だから京の屋敷にいる間は人目を盗みながら逢瀬を繰り返していた。

しかし互いにずっと京の屋敷にいる訳にもいかない。
帰る道中には気付かなかったけれど、城に戻ると寂しさが込み上げてきてしまう。
二人で睦み合った夜は一瞬すらも惜しいほど早く過ぎてしまったというのに、一人で過ごす夜は永遠かと思えるほどに長い。
年下のくせに時折見せる男らしい表情、闇で覆われた片目、高い体温、ふいに見せる笑顔。
いくら思い出しても、朝はなかなかやって来ない。
二人でいるとき、その間だけ時の流れが速いのではないかと疑っていたが一人になってみるとその理由がわかった。

「夜が長いのは、お前がいないせいなのだな」

月に向かって呟いても誰かが答えてくれる訳もなく。
どこの誰が言ったか知らない明けない夜はないという言葉を信じ、兼続は静かに障子を閉めた。

*

もうちょっと甘いところを目指したのにあれおかしいな←
うちの政兼の兼続さんは会いたくて会いたくて震えそうな勢いやな(´・_・`)
政→→→→→←兼くらい温度差ある方が好きなのにあれおかs(ry
どうでもいいけど政兼は徳川より豊臣時代で妄想する方が好き
三成も幸村もいるし、豊臣の方が華やかな感じがするし

しかしやっぱ宗清の方がしっくりきたかも
ツンデレ清正、本人がいないところでデレる的な←

まぁこのお題はDCでリベンジするのだよ!←

一人だからか、夜がこんなにも長い
このお題なんか好きやなー

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