あんまり宅飲みってしないけど、今日は特別。
俺のかかわってた、というかメインで引っ張ってたプロジェクトが無事に成功を収めたので、育ちゃんが、かわいいかわいい育ちゃんがお祝いをしてくれるのだ。
「よかったね、蓮くん!」
「うん、安心した…」
育ちゃんは、俺とは業界が違うし、たぶん俺が何してたかとかよく分かってないんだけど、それでもにこにこお祝いしてくれる。
お高いビールを買って、家で待っててくれた育ちゃん。
手作りつまみもそろってる。
あ〜プロジェクト成功して、よかった!
「っあ〜、酒がうまい……」
「どんどん飲んでね!いっぱいあるから!」
「育ちゃんは?」
「へ?あたし?」
お酌してくれる育ちゃんはきょとんとしてから、曖昧に笑った。
「あたしあんまり強くないし、すぐ潰れちゃうから、蓮くんのお話相手できなくなっちゃうし…」
「いいじゃん、ちょっとくらい付き合って」
「うう〜ん、ちょっとだけね」
台所からコップを持ってきて、自分の分を控えめに注ぎ、そのコップを俺のコップに寄せてきた。
「乾杯」
「はい、乾杯」
ちょん、とコップを合わせて、育ちゃんが一口飲む。
そのままつまみをふたりで食べながら、軽く話をする。
「お酒苦手なの?」
「ううん、好き」
にっこり笑って、育ちゃんが立ち上がる。
「そうだ、おいしいって、職場の人に聞いたウイスキーも買ってあるんだよ!」
「おっ、マジ?」
ふたたび台所に向かった育ちゃんの体が、ふらりと揺れた。
え、もう酔いまわってる?早くない?
ウイスキーの瓶と氷が入ったグラスを持って戻ってきた育ちゃんは、とろんとした目をしてる。
「これ」
「…育ちゃん、大丈夫?足ふらついてない?」
「ん、だいじょぶ」
俺のとなりに座ってしなだれかかってきた育ちゃんが、コップに口をつける。
待った。もうやばいって。
「育ちゃん、もうだめ」
「なんで?飲んでって言ったの、蓮くんなのに」
「こんな弱いと思ってなかったの!」
「ふふー!弱くないですー!」
あ〜失敗した。完全に酔ってる。
ただ、潰れるというのは嘘だったみたいで、育ちゃんはいわゆるハイ、笑い上戸になってご機嫌だ。
俺も、すでに缶をふたつあけて酔っ払っていたのもあって、軽く流してしまった。
「ねえねえ蓮くん」
「んー?」
やばいな、と思ったのは、育ちゃんが自分にそそいだ2杯目を飲み干したあと。
とろんとした目で、育ちゃんは俺の着ていたTシャツをめくった。
「なんだ〜?」
「へへへ、おなか割れてる…かっこいいね」
育ちゃんは俺の筋肉が好きだけど、普段あんまりそういうこと言わない。
お酒の力ってすげーな、と思いながら、ほめられて悪い気分じゃないので俺もにこにこする。
ぺたぺた俺の筋肉をさわる育ちゃんに、むらっと気持ちとちんこが起き上がる。
「あっ」
軽く、スウェットを押し上げたちんこに育ちゃんはすぐに気づいて、ちらりと俺を見て、それを撫でた。
「え、育ちゃん」
「いいこ、いいこ」
こどもにやるみたいになでなでされて、ほどよく酔っ払った俺は我慢するというコマンドを持ち合わせておらず、がばりと育ちゃんに襲い掛かる。
押し倒された育ちゃんは、へらへら笑って焦点の合わない目で俺をとろんと見た。
「蓮くん、えっち」
「育ちゃんの前ではいつでもえっちですよ」
「そうなの?」
「プロジェクト成功のごほうび、ちょうだい」
「ん〜、いいよ!」
酔っ払いとやっちゃうのにはちょっぴり抵抗があったものの、こちらも酔っ払いなので、そんな罪悪感は丸めてポイしてしまいます。
キスすると、お互いの口の中がお酒の味がして、ますます酔いがまわっていくみたいだった。
「ん、んっ」
酔ってると前戯が雑になる。
ただただ入れたい。
ごめんね埋め合わせは今度…と思いながら適当に服を乱して、体をさわってキスして、足の間に手を入れる。
「わ、ぐちゃぐちゃ…」
「んん…」
今にも眠ってしまいそうな育ちゃんの甘ったるいうめき声に、ふと、ほんとにやってる途中で寝てしまうんじゃ、と不安になる。
そのとき、目に入ったものに、俺は手を伸ばしてしまった。
「育ちゃん、寝たらだめだよ」
「ね、ないよ……」
「ほんと?」
「うん…………ひゃっ!?」
つぷ、とそれを、割れ目に当てて中に押し入れると、目を見開いた育ちゃんが身悶えた。
「冷たいっ、あっ、やん」
「育ちゃんが寝ないようにね」
ウイスキーのグラスに入っていた氷を入れると、育ちゃんが腰をくねらせて逃げようとする。
それを押さえつけて、奥まで入れちゃう。
2個、3個と入れていると、育ちゃんの様子がおかしい。
「ふ、んふ、あう、ああっ」
顔を真っ赤にして、腰をみだらにゆらゆらさせて、悶えている。
「育ちゃん?」
「あ、熱い、あついよう……」
「……あっ」
ウイスキーがそそがれている氷だから、ウイスキーをまとってたんだと気づく。
ちら、とボトルを見る。アルコール度数、40%……。
やば。
「あ、んん、れんくん、れんくん、あつい……」
ほんの微量とはいえ、粘膜からの吸収は育ちゃんに相当なダメージを与えてしまったみたいだ。
ほんとならすぐにやめるべきなんだろうけど、そこは俺も酔っ払いで。
あついあついと腰をくねらせる育ちゃんに、我慢できなくなってしまった。
「はっ、はっ、れんくん、どうしよう…」
「…育ちゃん、もっと熱いの、ごくごくしたくない?」
「んぅ?…あっ、あああっ、れっ、くんっ」
氷が入っているのも構わず、ちんこを突き入れる。
育ちゃんが首をそらしてその衝撃に耐え、そのまま中がうねうねして、体がびるびると震えた。
「いっちゃった?でも、まだこれからだからね」
「れん、く、あっ、あっ、あっ」
間を置かずにぱんぱん突いて、育ちゃんの体内に残ってた氷が先っぽに当たって気持ちいい。
あんあん叫びながら泣き出しちゃった育ちゃんが、真っ赤な顔で、あえぎながら弱々しくつぶやいた。
「どうしよう…あっ、あんっ」
「ん…?」
「きもちい、きもちいよぉ」
「…ッ育ちゃん超かわいい…っ」
なんだこれ異常に気持ちいいぞ。
育ちゃんがとろっとろの顔してるし、中が熱くて狭くて柔らかいし、酔ってるからか俺はいつもより体が敏感なのに、出る気配は全然ない。
ってことは、ずっと、このかわいい育ちゃんに入れてられる。
「やん、や、ふうぅんっ」
「育ちゃん、育ちゃん……っ」
「〜〜っ、あっ、またいっちゃう、あん、あっ」
やばい。かわいすぎる。
いって、いって、いきまくって、そのまま帰ってこれなくなったっぽい育ちゃんの中が、ずっとけいれんしてる。
史上最高に気持ちいいってくらい気持ちいいのに、全然精液出る気配なくて、酔っ払って遅漏になってんのかも、と思う。
溶けかけた氷が、俺が奥を突くたびに擦れ合ってがちゅごちゅと音を立てる。
「ひ、ひっ、れんくん、もうやだ、ああっれんくん、れんくん」
「育ちゃん?」
「こあいよ、れんくん、れんくぅん……」
もうろれつもまわんなくなってきてる育ちゃんが、ひいひい泣きながらいってる。
一番高いとこに置き去りにされたまま降りてこれない育ちゃんをかわいそうに思うけど、ようやく射精のきざしが見えてきたところで、やめられるわけもない。
「育ちゃん、ごめん…っ」
「れっ、あっ、れ、れん、く、ひっ」
「はあっ、育ちゃん、育ちゃん、育ちゃん…!」
「やあぁあぁあっ」
たぶん、今までで一番気持ちいい射精だった。
子宮口にめりこむだけめりこませて、どぷどぷと吐き出す。
体の下でがくがく震える育ちゃんを抱きしめて逃がさないようにして、最後の一滴まで、出し切るまで押さえ込む。
肩で息しながら、まだ萎え切ってないちんこをにゅぷん、と抜く。
育ちゃんは身じろぎすらしない。
「育ちゃん…?」
「んん……」
赤くほてった顔で、育ちゃんはすっかりオチてしまったみたいで、固く目を閉じて、胸が大きく上下している。
「やりすぎましたよね〜……」
酔いがさめてきて、だんだん自分がすごいとんでもない狼藉をはたらいたんではと気づく。
酒の力とはいえあんな鬼畜なことをやってしまうなんて、まっとうな人間じゃない…。
とりあえず、育ちゃんの体をきれいに拭いて、衣服もととのえて、ベッドに寝かせてあげる。うう、罪滅ぼし感がすごい。
育ちゃんが起きたら土下座して謝らなきゃ。
朝、目が覚めた育ちゃんは、俺にびびってしばらくお布団から出てきてくれませんでした……とほほ。
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