Tin ice in the sun

フォレストページ(無印)の振り返り

https://x.com/forest_page/status/1805799756637389302?t=nfH0XrkW0qyLBKu8fZ3WVA&s=19 https://plus.fm-p.jp/promotion/byebyeforestpage/index フォレストページのサービス終了が決まった サ終ー!!! と叫んで泣きたくなったので振り返りです。わたしの個人サイト作成の歴史はフォレストページからでした。(見てたのはもっと前からだけど) HTMLもCSSも分からないままに公式のヘルプや、マイページから入れるサイト管理人たちのフォーラム(掲示板みたいなところ)でたくさん教えてもらったしたくさん交流もしてたし、初めて荒らしにあったのもそういえばフォレストページだった………。 いろんな思い出があるのでとりとめもないけれど振り返りたいと思います。 しゃべりすぎると世代がわかるので適宜フェイクなど入っています。 フォレストページと出会った まだpixivなどではなく個人サイトで小説が投稿されていた頃。ジュニア(雑誌)とか読んでいたし、本屋店頭にBLCPアンソロジーが並んでいたあの頃にフォレストページの話を知りました。 というか、おそらく検索してたら優秀なインターネットが拾ってきて「すごい!!」になったんだと思います。あの時はまだ検索避けとかの文化をよく知らなかったし、そういう意味ではフォレストページの緩さは初心者にもやさしかった。そもそも馬鹿だからmainが小説を読むためのページに入るってことも昔は分からなかったんですよ、馬鹿だったから!!!! フォレストページは本棚とか書いてる人が多くてそれもよかった。 初回必読は読み込んでパスワード探したりしてたし、キリ番を初めて踏んだ時の対応が分からず掲示板で相談したりしてたし、web拍手で一行しかないコメントフォームに長々と感想送ったりしてました。 最終更新日の記録が新しくなっているのに歓喜したりしていたし掲示板で管理人さんと仲良くなれるのが嬉しかったしアンケートに答えて推しの順位を上げようとしていたりしたし、キャラクタードット絵によるweb拍手! の文字にキャーキャー言ったりもしていた。 今、自分の個人サイトには実装していないという意味合いでもってすべてがとても懐かしい。 自分の個人サイトの成長はフォレストページからだったといっても過言ではないな、と思う。それぐらいにお世話になっていた。 フォレストページでサイトを作る側になった いつの頃だったのか全然覚えてないけれど、当時の私は混合夢がとてもとても好きで(今ではクロスオーバーの方が馴染み深いがあえてこちらを使う)自分でも書いてみたくなった気がする。 そうしてフォレストページでサイトを作った。最初のサイトデザインはうろ覚えだけれども、水色のタイトルが左寄せに表示されていて月の画像が出ていた気がするし、あなたは○人目の迷い人とか書いていた気がするし、サイトタイトルは「完全世界」だった気がするし最初の管理人としてのハンドルネームもしっかりと覚えている。(意外と覚えてた……!!!) フォレストページは公式で使える画像が本当に多くてそれをどこに配置するか、サイトタイトルの飾りはどうするかをえんえんと悩んでいたし満足するまで色んなものを見比べていたのも覚えている。 個人サイトという自分の城を作る最初の経験だった。 キリ番、ミラーなども設定したと思うし、クラスメートと相互サイトとしてリンクを貼ってはしゃいでいたし、自分の絵や小説を公開してニコニコしていた。 今思うと自分の作品の稚拙さは恥ずかしく思うが、とても楽しかったしフォレストページがあってよかったな〜〜!! と叫んでしまうものでもあった。 いつからか、フォレストページよりもカスタマイズがしやすいことは名前変換一括機能がほしくて(主にこれ。当時は章ごとに名前変換をさせられていた………。)わたしはリゼに行き、ナノに行き、最終的にはロリポップで契約しててがろぐを導入してサイトを作るに至っているが自分の個人サイト(作り手サイドでの)の原点はフォレストページだなあと思う。 タグでパスワードのヒントとかやっていた。今ではもうCSSもHTMLも自分なりに勉強していてこのタグは使えないことは分かっているが、頭の中にスラスラ出てくるのだからよっぽどお世話になっていたと思う。 夢小説とわたし まだBLCP読んでる時にはキーワード検索からサイトを発見できたから、そこからずっとフォレストページで読んでいた気がする。 夢小説を読み始めたのはいつだったか全然覚えてないけれど、フォレストページの検索キーワードランキングではほぼトップ3に入っていて、タグソノミーでもめっちゃくちゃ大きく「夢小説」と出てきていたのが気になって検索したんだった気がする。 フォレストページを見つけたからこそわたしが夢書きとしての人生を歩み始めたのかと思うと、途端にフォレストページの存在が自分の人生の中でいかに大きいものだったのかを実感する。 わたしが今「個人サイトの好きな夢書きです!」と胸を張って言えるのはフォレストページがあったからだ。 そんなサービスが2024年に終わってしまうのは寂しい。 もう更新が途絶えて久しいブックマーク済の個人サイトが消えるのも寂しい。 古いジャンルの場合には、キーワード検索すればすぐに二次創作を発見して「読める……! 読めるぞ……!」とはしゃいでいたあのフォームが消えてしまうのはとても寂しい。 まだ後継サービスのフォレストページプラスがある。きっと個人サイトの歴史は続いていくだろうとは思うけれど、自分の過去に一区切りついてしまうのだなあという思いがある。 フォレストページには本当に今までお世話になりました。 あとフォレストページプラスはこれからもお世話になります。よろしくお願いします。 最後に自分が以前に書いた記事を引っ張ってきます。 「フォレストページをわらう人がきらい」 https://ofuse.me/e/25086 フォレストページは人によっては黒歴史かもしれないが、少なくともわたしにとっては自分の人生を変えてくれたサービスでした。

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