Tin ice in the sun

侍タイムスリッパー

時代劇をなんとなく見ていた人間たちに対する「俺たちは生きてるからな!!!!」を叫ぶ創作賛歌なんだなと思いました。 びしばし来たし、ラストには泣かされました。もっとふざけた話になるかと思ってました。でも最後のところで(公式サイトでも触れていますが)伝説の斬られ役である福本清三に追悼の意を示しており、彼と共に作り上げたかった時代劇へのラブレターだったんだなーと。 カメ止めのような創作の裏側のお話ですし、最近では(ハリウッド映画だけど)フォールガイのような主役をひきたてるための人間の映画が出てましたが、このお話に関しては「金にならない」「作品数がどんどん減っていく」と言われている時代劇の世界で自分を貫いてみせた人間のお話でもありました。 仕事なのでそりゃあお金は必要ですし、インディーズ映画のような少ない予算で映画を作ることに対してより改善されたらとは思うけれども この映画は本当にすごかったとしか言いようがない。作中劇を何とかやりきってあのエンディングを迎えられたのが本当によかったなーとみてました。


  • 20th.Sep
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