Tin ice in the sun

死体と話す

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NYで法医学調査官としてつとめた栄光とそのエンディングまで描いたノンフィクション。傾向としては2枚目に出した『イギリス花粉学者の科学捜査ファイル』に似ているのでセットで読んでも面白いかも! をしました。 死体を見ること、探ること。現場から正しい情報を汲み取るために何ができるのか、というお話は興味深く読んでた。初っ端から、調査に来た人間を道連れにしようとして死んだ男の話から始まる。こわい。死んでからも悪意が残るってこういうことか、と思った。 作者ほか調査官たちが死体と過ごす生活でいかに自分を保ち続けるのかという職業のお話としても面白かった。酒や薬に逃げることは周りが決して許さないけど、そしたらこういう職業の人のケアってどこでしてくれるんだ?? と思う。 Netflixで映像化されているらしいので見てみたいなー。


  • 20th.Sep
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