MEMO
 小ネタや雑談など。

ゴーストハント/滝川法生

「もー、いーくつ寝ずともお正月だよ、ぼーさん!」
「げふっ。え、俺は正月からこういう扱いなわけ?」
「お年玉おくれー」
「聞いてねえ…とりあえず俺から降りような」
「重い?」
「いや、さっきの衝撃が痛かった」
「そ。ごめんね」
「で、何だって?お年玉?」
「うん!ぼーさんは大人でしょ。おっくれー」
「おじさん今月ピンチ」
「新年からしけてんな!」
「うるせー」
「仕方ないなあ…どーせおせちもお雑煮も食べれないんでしょ?作ってあげるよ」
「……まじ?」
「任せなさい!」
「助かるぜ。元日からインスタントかと思ってたんだ」
「それは絶対ダメー!よし、起きてぼーさん、買い物行くよ!」
「は、今から?」
「まだお昼だもん」
「はあ…車出すんだろ?」
「わかってるー!あ、あとお年玉もお願いね。材料費も」
「……へいへい。おじさんお財布からっぽだわー」
「大丈夫、お腹はいっぱい!」

あけましておめでとうございます!!
※送り先間違えてて今日気付きました、一日遅れ!

2013/01/02


NARUTO/奈良シカマル

「シカマル」
「んあ?」
「馬鹿野郎」
「んだよ急に…つーか寝てるとこ起こすんじゃねえよ」
「親切に教えてやろう。お前が枕にしているのは私の脚だ」
「知ってる」
「…なんだ、わざとか?」
「他に何があるっつー…!?」
「じゃあ、お前ばかりじゃ不公平だよな。私も寝る」
「いや、つーかこれ普通に寝るたいせ……はあ。めんどくせぇ」
「いいだろ。シカマルの腕枕、好きなんだから」
「勝手にしろ。オレは寝る」
「うん、私も寝る」


「ちょっと、二人とも!こんなとこでまた寝っ転がって…」
「うーん、ヨシノさんあと五分……」
「……」
「…呆れた。まったく!」



お昼寝は奈良家で。


2012/12/28


サマーウォーズ/小磯健二

「あれ?ひな、またなんか作ってるの?」
「ううん、メール」
世界を救うような大冒険というか、大騒動を経て帰宅した平穏な残りの夏休み。
佐久間に数日は家で休むように言われて昼近くに起きると、リビングで妹のひながパソコンをいじっていた。
「なんだ、メールか」
「そ。カズマ君と」
「へー……って、カズマ君!?なんで!」
ラブマシーンの解体作業を手伝ったことを買われて、中学生にもかかわらずひなには種々のプラグラミングのオファーが飛び込んでくるようになった。兄としては、複雑な心境。
「仲良くなったから。今度フリーでゲーム作ろうと思って、デモンストレーションお願いしようかなって」
「へ、へぇ…そうなんだ」
妹が遠い。遠すぎる。自分の収入があるし、兄妹でこんなにも違うなんて不公平だ。
「そうだ。お兄ちゃん、夏休みのうちに名古屋に行きたいんだけど」
「名古屋?なんで」
旅費は自分で出すから問題はないとしても、中学生がひとりで名古屋までっていうのは不安だ。両親は仕事で忙しいから、ひなに関する権限はほとんど僕が持っている。
「カズマ君とこ遊びに行くから。お兄ちゃんは、夏希ちゃん呼べばいいよ」
「へ?夏希先輩?」
「そう。どうせ家に誰もいなくなるんだから」
「っ、ひな!?」
いくら親戚一同公認で付き合うことになったといっても、いきなり家に呼ぶのはハードルが高すぎる。というか、
「ひなってそんなにカズマ君と仲良かったっけ?」
夏希先輩か侘助さんとばかり話していたような気がするのだが。まあ、年が同じだから仲良くなるといえばなれるんだろうけど。
「まあ、なった。カズマ君もプラグラミングかじってるらしくて」
「……ナルホド」
「いいでしょ、行っても?迷惑はかけないし」
「いいけど…あ、お土産!」
「今から買いに行くよ」
「僕も行く!」
カズマ君のところへ行くということは、お宅にお邪魔させてもらうんだろう。さすがにホテルにはひとりじゃ泊まれないから。お世話になるぶん、しっかりと支度をさせなくては。
「…ひな、高校行かなくてもいいんじゃ?」
「やだよ、行く。制服かわいいの着たいもん」
数学しかできない僕と違って、なんでもできるひな。大学だって、きっと東大を目指せるだろう。そのうち留学とか言い出しそうだ。
「はぁ……」
「お兄ちゃん、どうかした?」
「なんでもない…」

2012/12/27


NARUTO/奈良シカマル

めんどくさがりなシカマルとすごいしっかりしてる彼女とか書きたい。
しっかりしてるというか、できる女というか。
任務に私情は挟まないけど冷血なわけでもなく、臨機応変に対処できる。
みんなからの印象はちょっと堅い。
で、男っぽい喋り方で人前で爆笑したり泣いたりってことはない。
めんどくさがらず、昔からみんなの面倒見役みたいな立ち位置にいた。
けど、シカマルの家でだけリラックスできて、シカマルの前でだけ泣いたり緩くなったりする。
結構シカマルに惚れ込んでてみんなに首を傾げられる。
里や仲間が大事で、理不尽なことは許さないが、道理があれば融通は利く。
あとちょっと寂しがりや。
そんな感じで書きたい。

2012/12/27


NARUTO/奈良シカマル

「なら、逆に聞こう。サクラは、なぜサスケが好きだ?」
「え?そりゃあ、かっこいいしー、強いし、クールだし、頭もいいから!」
「うん、なるほど。じゃあ、イノは?」
「あたし?サクラと同じよ、サスケ君はかっこいいんだから!」
「それじゃ、ナルト。どうしてサクラが好き?」
「えー、そんなのわかんねーってばよ。オレはサクラちゃんが好きなだけだから、それでいいってばよ」
「ったく、ナルトあんたねぇ…」
「いや、それでいい。ナルトが正しいんだ」
「ど、どういうことだってばよ」
「サクラとイノが言ったのは、要素だ。どこそこが好きというもので、理由じゃない。お前たちは、サスケが弱かったら、頭が良くなかったら、サスケのことを好きじゃないのか?」
「そんなわけないでしょ!」
「そうよ、サスケ君はサスケ君だもの!」
「つまり、そういうことだ。恋愛なんて普通そんなものじゃないのか?なんとなく好き、その中でもこういう点が特に好き。違うか?」
「……理屈はわかるけど」
「だから、別に私がおかしいわけじゃないだろ」
「……いや、あんた、それはやっぱりおかしい」
「よくわかんねーけど、それは違う気がするってばよ」
「なんでだ。何も違わないだろ」
「釈然としないのよ!あんたがシカマルを好きなんて!」
「えー。何が釈然としないんだ?」
「あんたもシカマルも忍としては高い位置にいるけど、普段のやる気とか姿勢とか全然違うじゃない!」
「人それぞれだからな、それは」
「アカデミーのときもぱっとしてなかったのに、あの時からシカマル好きだったんでしょ?」
「ああ。幼なじみだったからな、大分前からだ」
「ほんっとわかんないわ!」
「失礼だな。よし、私がシカマルのかっこいい…いや、いいところを教えてやる」
「あんの?」
「ある!数えるのも大変だ……が、やっぱり止めた」
「やっぱりないんだってばよ!」
「馬鹿言え。もし私がシカマルのいいところばかり教えて、誰かがシカマルを好きになったらどうする?」
「…ないと思うわよ」
「まあ、一つだけ教えてやろう」
「あ、いたいた。…ったく、んでこんなとこまで探しに来なきゃなんねえんだ。おい、めんどくせぇからもう帰るぞ」
「シカマル。…うん、そうだな」
「ちょ、教えてくれないの?」
「何言ってる。これだろ。めんどくさがるのに、優しいところ」
「おーい、おいてくぞ」
「今行く!じゃあな。あ、サクラ、イノ……惚れるなよ?」
「「それはないから安心して」」


シカマルかっこいいと思うんだけどなあ。

2012/12/27






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