2011/03/12(Sat)
船!
かじりつくようにテレビを見ていたら、泥の海の中、知ってる船が民家に突っ込んでいた。
空を見ていた夜が終わって、だいぶ明るくなったので今度は情報収集のためにテレビを見ることにした。
本当にたくさんの被害。壊滅という表現が大袈裟ではなく適切と認めてしまいそうな光景。テレビに映るのはここだったかもしれないと思う津波の映像。
雪も降ってて……全く他人事じゃない。
赤ちゃん大丈夫ですか。
オムツ足りてますか。
ミルク足りてますか。
きれいなお湯はありますか。
哺乳瓶洗えてますか。
私には何もできないけど、そんなことをとても心配しています……。
こんなとき、私も誰かの役に立てる仕事に就けばよかったと思う。
気持ちでどうにかなるなら、たくさんたくさん力を送れるのに。
どうか1人でも多くの人に1日も早く温かな夜明けが訪れますように。
話はかわりますが、テレビを見ていたら「流された船が民家を直撃しています」という場面が映し出されていた。
ってこの船知ってるー!!
父が乗っていた船でした。
宮城の造船所で、今年新しい船を造ってたんです。つい先日、父はその新船で宮城を離れていたので無事でした。テレビに映っていたのは、役目を全うして宮城に置いてきた古い船の方。でももし荒天だったりして出港が遅れていたら……。
ifなんて人生のうちいくらでも思い付くけど、結局は無事なんだけど……なんだけど。
なんだろね。
それにしても、今まで頑張ってるところを幾度となく見てきた船のあんな最期を見てしまうなんて。
見れてよかったのかな。心にとげが刺さったような。
2011/03/12 15:57|ひとりごと | コメント(0)