アイツは女好きで、重度の胸フェチだ。
Cカップの美乳を俺の手で育て上げたいと日々語るそいつ。
勿論ノンケ。
ただ、そいつの尻は、おれの理想だった。



「頼む!! 10回でいいから揉ませてくれ!」
「嫌に決まってんだろうが!」

スライディング土下座をし、頼みこめば、頭をサッカーボールにされた。痛い!

「俺は男だぞ!無節操にも程があんだろ、尻フェチ!!」
「好みの尻に性別なんて関係ない! 揉むだけ、揉むだけだから!!」

アイツの無駄に長い足に縋り付く。上から気持ち悪いだなんだ叫び声が聞こえてくるが気にするものか。
片手だけでも届け尻へ…! と精一杯腕を伸ばせば、触れる前に捕まり捻られ蹴り倒された。
痛ぇ!

「尻揉むだけだっつってんだろうが!」
「揉まれるのがそもそも嫌なんだって何度言えば分かる!!」
「20回、20回だけでいいから!!」
「増えてんじゃねぇか!」


スリッパを顔面に叩きつけられる。へぶしっとか言っちゃったけど気にしない。

「頼むって500円やるから!」
「安い! 断る!!」
「じゃあ千円!」
「値段の問題じゃねぇよ糞!!」
「樋口でどうだ!!」
「なんでそこで教科書だあ゙ぁ゙!? せめて札の樋口だせや!!」

おもいっきり踏まれた。ちょ、なんか別の扉開くって!

「たーのーむーよー! この通り! なっ!」
「い・や・だ・ね!」
「なんなら女の子紹介すっからさ〜!」
「自分で見つけるんで結構だ」

最後におもいっきりひっぱたかれ、俺は気絶した。


ちくしょう! 絶対に揉んでやるからな!




たいへんにあほいお話。どうでもいいけどこれ胸フェチ→ブラ、尻フェチ→パンツのセット下着の擬人化です。だからなんやかんや一緒にいるみたいなね

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