▼ [SSS置き場]
※よろずで小ネタ・会話文がごろごろ


※歌王子呟きネタ

「ねぇ、レン。私も蘭丸の秘蔵写…じゃなかった。猫の写メほしい」

「ん？ いや、あの写真はもうないんだよ」

「嘘。そんな面白…じゃない、可愛い写真をレンが消すわけないじゃない。わかってるんだからね。絶対他にも保存してるに決まってる」

「レディ…」

「お願い！ 猫と戯れてる蘭丸すっごい可愛かったってなっちゃんが言ってたんだもん！ 私だって見たい！」

「でも、レディならいつでも見られるんじゃないかな？」

「私の前だと恥ずかしがってだめなの。ね、もしくれたら私もあげるから。ハムスターみたいにご飯頬張ってるのがいい？ それとも膝枕でお昼寝してるとこ？ ライブのもあるし、自宅でベース弾いてるのもあるよ。レンがほしいのあげるから！ ねぇ、お願い！」

「ち、ちょっと待ってくれるかい？ あまり大きな声で喋ると蘭ちゃんが――」

「テメェ等何の話してやがる！ 今すぐ携帯出しやがれ！ レンズのところに名前書いてやる！」

「あぁ、だから言ったのに…」



「鳳さんは打ち上げ花火っぽいよね。派手好きっていうか、ドーン！って感じがイイ！ってなりそうだし」

「まぁ、そうだな。地味よりは断然――イイ！」

「じゃあボクは？」

「ナギ君はね、仕掛け花火かな」

「えー……なんか子供っぽくない？」

「そう？ 見ててわくわくしてくるとことかそっくりかなって思うんだけど」

「じゃあ、綺羅はどうなの？」

「綺羅君は線香花火！ これ一択だよ！」

「確かに綺羅は物静かだし派手さはないけど、線香花火って地味すぎでしょ。仮にもアイドルなのに」

「そんなことないよ！ 渋い浴衣着た綺羅君と寄り添い合いながら線香花火。花火の小さな光に照らされる綺羅君……絶対カッコイイじゃん！ 地味とかありえない！」

「おーい、何だか綺羅のだけ一緒にやる妄想になってるんだけどー？」



前サイトのを持ってきました。幼女(5歳)とジュダル(12歳くらい)です。9つ分のSSSをまとめてあるので少し長めの追記仕様。続いてるようで続いてない時系列順です。



「ナギちゃんの髪、くるってなってて可愛いね」

「癖っ毛なだけでしょ？」

「でも、私もくるくるにしてみたい。ナギちゃんの髪、ふわふわしててすごく好き」

「えー？ 下手に染めたり巻いたりしたら髪が痛むじゃん」

「やったことないから憧れちゃう」

「そのままでいいの！」

「うーん、ナギちゃんはこっちの方が好き？」

「……別に」

「じゃあ、巻いても――」

「っせっかく髪は綺麗なんだから、勿体ないでしょ！」

「あ、うん。だったらこのままでいるね。ナギちゃんに嫌われたくないもん」

「……結局言わされたじゃんか」

「ナギちゃん？」

「何でもない。いいからさっさと髪セットして」

「はーい」



微々裏ですが一応追記。


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