惇淵
夜空に流れる天の川(惇淵編)
満点の星空の下の元、二人は寄り添って星空を見ていた。
どんなに忙しい日々を送ろうとも夜になれば一緒に居られる時間を大切にしていた。
「今日は七夕だったな。天の川が綺麗だ…」
「本当だね…ねえ、惇兄…」
「何だ淵?」
「もし、天の川の伝説のように俺達が別れ別れになって会えなくなったらどうする?一年に一度しか会えなくなったら惇兄はどうするんだ…」
「そうだな、俺だったら。一年に一度しか会えないと言う決まりなんて破ってでも俺はお前に会いに行く…」
「惇兄らしいな…」
「淵は平気か。俺と会えなくなるのは?」
「嫌だよ、俺は惇兄の側から離れるなんて絶対に嫌だ…」
「ふっ、可愛い奴だ…」
夏侯惇は夏侯淵を優しく抱きしめる。
こんなにも引かれ合い、愛し過ぎているのに別れ別れなんて出来る訳ない。
「惇兄、俺も別れ別れになっても惇兄の元に行くから…」
「嬉しい事を言うな…」
「だって、俺は惇兄が、元譲が大好きだから…」
「俺も妙才を愛してる」
「元譲…」
二人はゆっくりと唇を重ね愛情を確かめあったのであった。
終
お題配布元:ALLODOLA
http://id17.fm-p.jp/313/allodola1000/
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7th.Jul.2011
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