▼ 紫呉の時間
透くんに十二支の草摩の秘密がバレてしまって、草摩家当主であり、十二支の物の怪に憑かれた僕たちにとっては神さまでもある慊人さんに報告するため本家に出向いた。
はぁ……せっかく本家から出て悠々自適に暮らしていたのに、まったくマヌケな夾くんのせいで。
(まぁ、だけど九恵くんに会えたのは僥倖かな)
隣でキャリーケースをがらがらと引いて歩く綺麗なプラチナブロンドの少女にちらりと視線をむける。
「どうしたの、紫呉にぃ?」
「あー、いや。何でもないよ。それにしても透くんと九恵がお友達っていうのには驚いたよ。いやー、面白い偶然もあるものだねー」
視線に気づかれて、それとなく話題を変える。
「んー……きっと偶然じゃないよ。私と透くんの出逢いも、透くんと紫呉にぃたちの出逢いも。全部」
あ、ほら!慊人が車出してくれるって言ってたの、もう来てるよ!
いつもは明るく天真爛漫なこの少女は、時折、不思議な雰囲気を纏う。
大人びていて、酷く儚げな……桜のような。
(だからこそ、この子は目が離せないんだよねー……)
その違いに、人は魅せられるのだ。
僕も含めて、ね。
だからこそ、慊人さんを怒らせる要因となったわけだけど。
きっと彼女はそんなこと、気付いてはいない。
†あのがき†
前からリクが来てたフルバの夢少
やっと……やっと、上げれた!!
だいぶ文章つたないし、ぐだってるけど!これからの見透し全く立ってないけど!
というか、紫呉も慊人もキャラがつかめていない人物筆頭なんだけど。
紅野ほどじゃないけどさ。
というか、フルバの漫画、電子書籍あるけどまだ全然読めてないからまず知らないや……。
まぁ、とりまこんな感じで進めて行きますが、待ってくれていた方、こんなでも読みたいといって下さる方。
これからも宜しくです(^_^ゞ
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6/7