memo



▽14



虎子♂×達磨♀+八百造で昔話。





(酷い気分や)
こんな時ぐらい休めんものなんかと聞けば、達磨は困ったように笑ってこくんと小さく首を縦に振った。そうなれば、虎屋がかける言葉は何もなくなる。頑張れとも、無理をするなとも、ましてやそれでも尚行くなと言うことも出来ず、身重の体を引きずるようにして護摩へと向かう妻を見送る、病床に伏せた虎屋の目には、彼女よりも、彼女の側にさも当たり前のように佇み、支える志摩家当主の姿が、まるで悪い悪夢のように入り込み、無意識に手のひらへ爪を食い込ませる。全くもって、酷い気分だった。患っている分を差し引いたとしても、本当に酷い、気分で。じわりと涙が滲む。(病気や、病気のせいでこない気が滅入っとるんや)でなければなんて自分は醜い人間なんだと、虎屋はぴたりと閉じられた障子に弱々しく項垂れた。







書いててわかった。
性別は逆にしたら駄目だ。






2011/06/19 16:58


▽13


勝呂悪魔堕ち小話。



志摩はうっとりした表情を浮かべながら、勝呂の額に生えた角の付け根部分に指を這わす。ほんまに生えとるんですねえ。爪をたてればぐっと勝呂が顔をしかめたので、慌てて手を放しすんませんと跡の残った箇所を優しく擦った。お前、気持ち悪うないんか。勝呂の呆れた声に、とんでもないと志摩は噛みつく。気持ち悪いわけがない。そんなことを、志摩が思う筈がない。明陀に囚われず、明陀の為だけに生き、死ぬ運命から外れた勝呂。あり得ないと放り投げ、ただの願望だったそれが、志摩の目の前にある。
「その角にキスしたいぐらいや」
「あほか」
ほんまなのに。志摩の呟きに、だからやと勝呂は頭を叩く。






2011/06/19 08:51


▽12

こんな/に近くで…を聞いてると志摩家が頭に浮かんでくるんですが家単位ってとこにどうしようもない居たたまれなさを感じます。




誤字脱字が多いのは新しい携帯に慣れていないから、というわけではなくただ単に私がうっかりしているせいです。馬鹿とも言う。




色々言ってきましたが藤本存命中からがっつりにゃんにゃんしてるメフィ藤も好きです。






2011/06/18 19:45


▽拍手レス


遅くなってしまってすみません!
拍手コメントレスいきます!


そして押して下さる方もありがとうございます!





追記
2011/06/18 00:21


▽11



メフィ藤(地獄編)


「で、一週間も経たずにまた来たと」
「なんですか、ちゃんと布団だって持って来ましたよ」
「うわっ、すげえふかふかする…」
「まあそれなりに良い物ですからね。本当はもっと時間をかけて探せば他にもあるでしょうけど…ってなんですかその目は」
「…いや、お前俺とそんなにヤりたかったんだなーって」
「二十年近くずっと交換日記だけってどんな拷問だと思ってるんですか?!」
「それは俺が聖職者だったから仕方ねえだろ。それにキスぐらいはしてたじゃねえか」
「それで満足できると思ってんですか?!」
「ああ、俺は満足だった」
「ぐっ…」








メフィ藤地獄編とは
→地獄に落ちながらも元気一杯サタン相手に国とりしている藤本と多少吹っ切れた通い妻ポジションのメフィストが送るリリカルラブ編。





2011/06/17 01:10


▽10


もし青祓の性別が逆転してしまったら。

シュラ♂×藤本♀
出雲♂×勝呂♀
虎子♂×達磨♀←藤堂♀

を押していきたい。




2011/06/15 21:09


▽9


コンス/タンティンの知識でいくと藤本が地獄行きな件。

そうなると今頃は親父+兄弟×藤本←メフィストの凌辱系同/人えろ的展開か、ちょくちょくこっそり里帰りするメフィストと元気に地獄で国とりしてる藤本がおくるメフィスト通い妻的新婚生活展開、か…。

ちょっと地獄に行ってくる。






2011/06/14 21:24


▽8


メフィストと藤本。




「もし奥村兄弟と私が崖から落ちそうになっている状態でどちから片方しか助けられないとしたら、あなたはどうしますか?」
「燐と雪男を助けた後お前を突き落とす」
「ですよねえ」




「だいたいお前が崖から落ちるわけねえだろ」
「まあ空飛べますから」




「じゃあお前は?」
「?」
「お前の兄弟と俺がそういう状況になったら、お前はどうすんだよメフィスト」
「そうですね……………………………………………………………とりあえず私が飽きるまでその光景を眺めます」






2011/06/13 23:06


▽7

燐勝


勝呂「おい奥村、そっち寄れ。狭い」
奥村「はあ?おま、これ以上は壁があって無理だって。今も頭打ち付けてちょっと痛いんだぞ!?勝呂こそもっと寄れよ」
勝呂「俺やってこれ以上は落ちてまうんや」
奥村「足が邪魔なんだよ!」
勝呂「それはしゃあないやろ!」
奥村「なっ!?何だよそれ!」
勝呂「は?なんやって、本当のことやろうが」
奥村「自慢か?お前の方が身長も足の長さも勝ってるからって自慢してんだろちくしょう!」
勝呂「……あほか」
奥村「だああああ今に見てろ、絶対勝呂よりでかくなってやるからな!」
勝呂「いや、お前がこれ以上でこうなったら端から一緒に寝んわ」
奥村「(聞いてない)……あ?いや、待てよ、これってあれじゃね?横に寝てるから狭いわけで、つまり上に寝るとその分横のスペースが空くから狭くなくなるんじゃね?」
勝呂「うわあ」
奥村「やっべ、俺頭良い!なあ勝呂!お前俺の上で寝」
勝呂「るかぼけ!」








2011/06/13 00:27


▽6



携帯予測変換が恐ろしいことになってます。
「し」と打ち込むと@しますぐA柔B志摩Cショタと順番で出るところとか、「八(はち)」と打ち込んでも変換で百→造(達)と出るとか、いや、助かるけど、すごく助かるんですけど、なんか頭を抱えたくなる現実が。が……。

あと獅郎が「し」の予測変換ででないのはメフィストが藤本呼びなので私もそれになら…ってるわけじゃなく藤本って名字が好きだからですつまり私の趣味。



結局勝呂家はそれぞれが根幹に抱えていた苦悩を奥村家に救われたわけで、八百造も志摩も、自分たちだからこそどうにもできないそれをパッと出てきた人達に解決されてしまって、しかもその救われる過程をそばで見ていたっていうのはどんな気持ちだったんだろうと考えると本当に頭が痛い。




2011/06/12 17:33


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