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僕がセブルスを気になりだしたのはいつからだろうか。
気がついたら、いつも目で追っていた。

廊下ですれ違ったとき、ジェームズ達とやりあってるとき、図書館で見かけたとき、合同授業のとき…。


好き、が言えない。
言いたい。
言って、僕のものにしたい。
そんな愛情と独占欲が日増しに増えていった。



「スニベルスのパンツ見たい奴はいるか?」



どうしてあの時、止められなかったんだろう。
本で顔を隠して、見ないふりをして。
ごめん
心で言ったって、絶対に君には聞こえないのに。

ああ、僕はなんて臆病者で、弱い存在なのか。

君に嫌われるのは怖い。
でも、ジェームズ達に嫌われるのはもっと怖かった。
君だって、同じだったのにね。
ううん。
君のほうが、怖かったんだ。
学校の全員から嫌われて、独りぼっち。
いじめを止めてくれる人もいない。

あの時、僕が味方になっていたら、何かが変わったのかな………?

今はもう、全て遅い。



「汚れた血」



ごめん、ごめんね、

ここまで君を追い詰めたのは、僕だ。



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