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はぁ。
僕があんなミスをするなんて。
たかが失恋ごときでこんなにうじうじするなど…。
するなど……。
僕は自分を責めた。
いくらなんでも、そろそろ立ち直らなきゃ。
いくらなんでも。
ここで人生を終わらせるわけには…。
人生を終わらせる…。
それもいいかもしれない…。

「死の呪文て、自分にかけられるのかな…」
「えっ?」
「え?」

自分以外の声がして、慌てて飛び起きる。
そこには困った顔をしたルーピンがいた。

「またお前か。授業はどうした。」
「うーん、具合悪いってことで。」
「何がってことで。だ。どっかいけ。」
「そんな冷たいこと言わないでよ。」
「どこか僕の視界に入らない場所へ行ってくださいませんか?」
「うぅ…。つれないなぁ…。」
「ふん…」

いつからいたのだろうか。
全然気がつかなかった。

「ねぇ…セブルス?あのさ、」

よびかけを無視して布団をかぶる。

「………ごめん、なんでもないよ。」
「………」
「………」
「はっきり言え」
「え」
「言いたいことがあるならはっきり言え。気持ちが悪い。」
「………うん」
「なんだ」
「あのね、………エバンズさんが、ジェームズと付き合いだして、君は、すごく落ち込んでるよね…。そんなときに、こんなこと言うの、なんか反則だと思うんだけど…」
「………」
「僕は君のことが好きだよ」


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