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頭がぐわんぐわんする。
僕は、マダムポンフリーにぐずを言ってベッドを貸してもらった。
ルーピンは、変な顔をしていた。

「そう、セブルス休むの?まだ体調良くないんだね。早く元気になってね」
「うるさい早くどこかへ行け」

しゃっとカーテンを思い切りしめた。
しばらく、カーテンの向こうに人の気配がした。
やがて、無くなった。



「ムーニー、どこいってたんだ。授業終わっちまったぜ?」
「あ、シリウス…ごめん。ちょっと医務室に」
「医務室!?リーマスどこか具合悪いの?」
「ううん、僕じゃなくて、セブルスが」
「スニベリー?なんでお前が」
「さっきの授業でペアだったから…。」
「ええ?リーマス、あいつと組んだの?」
「だって人数的にもちょうどだったし、セブルス薬学得意だし」
「…ふぅん」
「あ、僕道具とりに教室戻らなきゃ。次何だっけ?先行ってて」
「あ、うん!わかった」
「………」
「シリウス?」
「あ?」
「ご、ごめん怒らないで!」
「…別に怒ってねーよ」
「そ、そっか…。ごめん。早く行かなきゃ僕らまで遅れちゃうよ」
「あぁ…そうだな」


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