6「リリーは薬を作る天才だね!センスがずば抜けてる。君なら何でも作れちゃうんだろうね」
「そうね、ありがとう。ジェームズ」
正直、一週間ももたなかった。
私はポッターに降参した。
惚れたという意味じゃないわ。
この性格に、テンションによ!
何でもかんでも誉めればいいと思っているのね、この男。
あいにく、私はそんな安い女じゃないの。
それと、いつでもどこでもベタベタベタベタ!
鬱陶しいったらないわ!!
まだ隣でマシンガンのごとくしゃべり続けるポッターに踵をかえし、はぁ、とため息をついた。
「ね、リリー!」
「そーね」
セブルス、大丈夫かしら?
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