2011/05/11 14:01
▽初めまして迷子さん(影勇者SS(?))




※トワプリのダークリンクさん(のつもり)。容姿的にはスマックスのダークリンク。なんかよくわかんない設定てんこもりん。




ふわふわと浮かんでいるような夢を見た。あたたかく、水色に溶け込むような世界。ゆらゆら揺れる体がふいに空から放り出され目が覚めた。

「ここ…どこ」

目の前には大きな大きな湖。見たことのない風景。体を起こして周りを見渡すが見覚えのあるものは何もなかった。人の気配もない。一先ず此処が何処なのか調べるために足を動かした。なんだかまるでずっと動かしていなかったかのように足が頼りない。

「オイ」

急に後ろからかけられた声に肩が跳ねる。振り替えると黒い服に暗い肌、濃い灰色の髪に真っ赤な目をした青年が立っていた。
気配もなく現れた彼に私はちょっとした警戒心を覚える。


「お前は誰だ。」
「へ、?」
「ここには人間はおろか、低級な魔物も近づくことはできないハズだ」
「あ、え…?」

目の前の青年はキリリと尖らせた視線で私を突き刺す。あまりの剣幕に私の警戒心なんてどっかいってしまい私はあわあわと慌ててしまった。ど、どうしよう。なんて答えればいいんだろう。そんな私にしびれを切らしたのか、彼は背中の剣を抜いた。

「お前は誰だって聞いているんだ。答えなければ、殺す」

殺される。直ぐにそう思った。彼の禍々しい気配が私を刺して彼の剣がこちらを向く前に死んでしまいそうだった。
早く、早く何か答えないと、
とりあえず自分のこと、自分のこと…


「わ、私は、」

振り絞る声に喉が渇く。そしてこの時点であることに気付いた。


「私は、……ダレ?」
「は?」




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っていうトリップがしたい。言葉が通じなくてもいいと思います。一応これも通じてない設定でも読めるように書いた(つもり)です。

→言葉が通じない場合
シャッドのところに連れていって言葉を覚えさせようなんちゃらかんちゃら。結局面倒見がいいんだよっていうお話。
面倒見がいいダーリンは某方の影響かもしれません。








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