姉者の膝枕



「ふわぁ…姉上様のお膝とってもきもちいいです…」

「オッホッホ。そうでしょそうでしょ〜」

「おっ、なんだ五虎退。羨ましい事してるじゃねえか」

「薬研兄さん。姉上様の膝枕温かくて柔らかくてとってもきもちが良いんです…」

「脂肪やら肉厚やらでもちもちだからね〜。あはは、自分で言ってて辛くなってきたわ…しんどい…」

「ほぉー…確かに気持ちよさそうだな…。どれ、俺っちも一つ姉御の柔肌を堪能させてもらおうか」

「言い方〜!!もう短刀の発言じゃないよね!?男前すぎるよね!?」

「あっ、だめですよ薬研兄さん!次は僕の番なんですからね!」

「順番待ちができてるのか。それなら秋田の次で待たせてもらうぜ」

「なにそれずるーい!僕も並ぶからね!」

「俺も並ぶ〜!ほんとは人妻のお膝で甘やかされたいけど今日はお姉ちゃんの膝で我慢してやるぞ!」

「う、うわぁ〜次々と列ができてゆく…!やっぱりうちの短刀ちゃん達はエンジェルやで……って、あれ!?なんか大きい子も列に混ざってない!?」

「た、短刀以外が並んではいけない決まりでもあるのか!?俺が写しだからか!?」

「狼狽えるな山姥切、姉者は心の広いお方なのだ…!じっと耐えていればきっと俺達にも褒美をくださるに違いない」

「僕はお小夜の付き添いですからね。気の多い貴方にたった一時の情けなど掛けてもらいたくもありませんから…」

「はっはっは。姉君によしよしぺろぺろとやらをしてもらえる列とやらはここか?」

「何を考えている三日月ィ〜!!ハッ…ち、違うのです姉君…これは不埒な考えを持つ者達を見張るためであり長谷部は貴方様に甘やかせて頂こうなどとは…!!」

「あ、最後尾の札持ちま〜す」

「つ、次々に列増えとる〜〜〜!!膝が擦り切れるわ!!でも皆の為にお姉ちゃん頑張るね!!」

「はっはっは、流石は俺達の姉御だ!」




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