ストーカー×某動画サイト人気配信者A
あれからお隣さんとLINEを交換し、一週間が経った。
相変わらずストーカー被害はなくなっていないが、盛岡さんのおかげで以前よりは安心して毎日を過ごすことができているように思う。あの後、連絡を取っている中で年齢が近いことが判明し、タメ語&名前呼びで話すほどの仲になれたことも、友達が増えたようで心の安定剤となっていった。部屋が隣とはいえ、顔を合わなさい日もあるが、LINEでの日常的な会話の節々から俺のことを気にかけてくれているのがよくわかり、本当に感謝しか無い。
ピロリンッ♪と通知音が静かな部屋に響く。
「ん…?」
メッセージには、『犯人と思われる人物の目星がつきました』の一言。…マジか。



それからあれよあれよという間に犯人逮捕となり、盛岡さんが電話で俺にその旨を報告してくれた。どうやら、俺の過激なファンによるストーカーだったそうだ。
あまりにも展開が早すぎてまだ信じられないが、これであの悩まされた日々ともおさらばだと思うと、嬉しくて仕方ない。
今日からは、安心して動画を作ることに専念できそうだ。



****



ピンポーン♪

「…」
ドキドキしながら、目の前のドアが開くのを待つ。…もしいなかったらどうしよう。
「…はいはーい、…って、亘?」
「よっ。遅くにごめん」
「や、それは全然…」
「…その、直接お礼を言いたくて、これ…大したものじゃないけど。本当に、ありがとう」
「そんな…いいのに」
「いや、俺がしたかっただけだから。美味しいって噂のお菓子なんだけど、口に合わなかったらごめんな」
「ありがとう、頂くね…よかったら上がっていって、一緒に食べよう?」
「え…いいのか?お邪魔して」
「うん、亘ならいつでも大歓迎!入って入って」
笑顔の潤に招き入れられて、リビングに案内される。どうしたらいいかな、と思ったら声をかけられた。
「お茶用意してるから、手洗ってきたらいいよ」
「お礼を言いに来ただけなのに申し訳ないな」
「全然!そこまっすぐ行って左に洗面所あるから。…あ、右の部屋は寝室だから入らないでね」
「わかった」

ジャーーッ……きゅ、

手を洗い終えて、潤の言っていた寝室のドアを見る。
…そう言われると気になるんだよなあ。潤のことだから、どうせそんな人に見せられないようなことなんてないだろうに。…けどもし、隠してる部分があるなら、それを知ったらもっと仲良くなれるかな。

そんな軽い気持ちでドアノブを回し、ドアを開いた。

「…は?」

壁一面に写真が貼られている。写っているのは全て、俺だった。隠し撮りのような写真ばかりで、中には、自室で眠っている姿もある。どうして、こんなの…
「…入らないでって、言ったのになぁ」
固まっていると、後ろから抱き締められた。
「っひ、」
がっちりと手を腹に回されて、す、と撫でられる。なんだそれ、なんか、ヘンな感じ……
「人のプライバシーは侵害しちゃいけないって、習わなかった?」
「あ、…ご、め…っん、ン…っ!」
臍の上辺りをぐぅうっと圧されて、思わず声が出る。こんな女みたいな声…、恥ずかしい。はやく、逃げなきゃ、…。恐怖で震える身体をどうにか動かして、潤の腕から逃れようとするが、びくともしない。
「…予定が早まったと思えばまあ、いいか」
首に何か冷たいものが当てられた、瞬間。
バチィッ!!
……突然の衝撃に、俺の身体から力が抜けていく。意識が落ちる直前に見たのは、なんの感情も読み取れない顔をした潤の姿だった。


****


ぱちゅっぱちゅぱちゅ、…ばちゅんっ!

「っぁ…、ぅ…っん、…ぅ…ッ!?」
「あ、おはよう」
「じゅ、ん…っ?なに、…っ手、動かな…っ、んっ!ぁ、やっ、やめ…っ」
正常位の姿勢で俺に犯されている上、手錠で頭の上に固定されていることに焦りの色を隠せない亘が、それでも身をよじって逃げようとする。逃げられるわけないのに。馬鹿だなぁ。…可愛い。
「亘のここ、俺が好きって言ってるみたいにキュウキュウ締め付けてくるからさ…寝てる間に3回は出ちゃった」
ぱんっぱんっぱんっぱんっぐちゅ、うぅっ
激しいピストン運動の途中で、前立腺を押し潰せば亘の口からあられもない声があがる。
「へ、…ぁ、ぁあんっ!ぃや、なんでっ…こんな、…っ…、尻、へんなの…っ
「変じゃなくて気持ちいい、だろ?」
「きもち、いい…?…、ぁんっふぁあっ、ふっ…なんれ、っこんなきもちい、んだよぉっ
ずろろろ…こぷ、っ…
一度抜けばナカに出された精液が、閉じきらないアナルからこぼれていく。
っくちゅ、ちゅぐちゅっ
再度性器の先端をアナルにあてて、溢れた精液をマーキングのように擦り付けていく。
「毎晩のように俺が触ってあげてたからかなあ」
「んっう、ぁあっ、まいば、ん…って、…んんッ」
「気付いたら寝オチしてた日、俺が用意した睡眠ガスのせいだから」
「え…」
「意識のないまま後ろを拡張するのも楽しかったけど、やっぱり亘か起きてるほうが良いな。色んな表情が見られるし、声も聞ける」
「っひ、ぃ、…ゃ、やだ、だれか、…ッぅあ゛あぁっ
逃げようと動く細い腰を引き寄せれば、ずぷぷっと先端がアナルに挿入り込んだ。
「俺、『ぽんぺいうす』が人気になる前からファンで、…色んな手を使ってやっと『伊野亘』に会えたんだ。ずっと、ずっと好きだったよ。亘のことを想って射精した時のコンドームを贈るくらい、ね。…こんなに想ってるんだから亘も俺のこと、好きだろ?」
優しい声で淡々と話せば、今まで信頼を寄せてきた相手がストーカーであることを裏付ける事実が次から次へと明らかとなったせいか、亘の瞳から涙が溢れていく。
「っ、す、き…だけど、ちが、」
「…違う?何が?」
「おれの、すきは…ともだ、ちのすきで、」
「ふ、素直じゃないなぁ。そういうところも好きだよ。でも…今日は初夜だから、そういうことは控えてくれよ、な?」
つれないことを言われたお返しに、すっかり赤く腫れた亘の乳首を抓りあげる。
「っい゛、ぁ、ちが、じゅん、…っ」
「亘、好きだよ」
囁いて、挿入したまま亘の両足を顔の横に倒していく。抵抗しようとするも、手錠に拘束された上快楽に堕ちかけている亘の身体では思うように動けない。…そうでなくとも屈強な肉体を持つ潤に亘が力で敵うわけがないのだが。それに気づくこともできないくらい、亘は混乱を極めているようだった。
「やっ、…やめ、ッ」
「幸せになろう、っね」
ぐぐ、ぐ…
潤の体重が亘に全てかかるかのような、所謂種付けプレスの体位で奥の奥まで挿入し、
ぐぽぉっ!
…ついには、潤の剛直が結腸の口を抜いた。
「ッんあ゛ぁあ゛っっ!…あ゛、………っぁえっ……………?
一瞬意識を飛ばした亘は、未知の快感に侵され自分の身体に何が起きているのかわからないようだった。
「っすごい、な…吸い付いてくる、…っ」
ちゅうちゅうとちんぽの先端が雄子宮に吸われて、思わず射精しそうになってしまったが、腹筋に力を入れなんとか耐えた。
そのまま、ちゅこっちゅこっちゅこっとそこを重点的に刺激するように動けば、亘は頭を振って泣き喚く。
「あぐ、ぅっ、ーーーーっや、っそこぉっ、ぎもちよすぎてっあだまおがじくなるぅ゛ッ…イくっイぐううぅうっ
亘の乱れに乱れた姿を見て、ピタリ、と律動を止める。
「っあ゛、ぁっ!ぅ、…ッ、な、なんれ…ッ」
(イきたいっイきたいのにっ
「お嫁さん宣言したら、たくさん突いてイかせてあげる」
「…、っ…ぇ…」
(言ったら、おちんぽしてもらえる…さっきみたいな、気持ちいいのたくさん、…
「…できないなら、もうやめようか」
戸惑った声を出す亘に、間髪入れずに告げた。
「ぁ、っーーーなるッ、潤のお嫁さんになるぅっだからっ、おちんぽいっぱいしてぇッ
………やっと、堕ちた。
ずちゅんっ!!
「ーー、お゛っほぉおッ………おちんぽっ、ぎもちいぃ、ぁ…っっ!

ぼちゅ!ぼちゅっぼちゅんぼちゅっ!

快楽を得るための言葉だったとしても、ボイスレコーダーにビデオカメラ、…亘がこの部屋に入ったときから、全て起動していたのだから問題はない。記念すべき今日という日を自分の記憶だけではなく、他の媒体にも残すために。そして、万が一…亘が逃げようとした時のためにも。
「…亘の旦那さんは誰?」
腰を振りながら、結ばれた嬉しさで思わず聞いてしまった。
「んっぅ、じゅんっ、じゅんが、ッ俺の旦那しゃまっ
ああ、本当に幸せだ。
「ふふ、よくできました。ご褒美に、もっと種付けしてあげるからな」
「あ、…ぇっうれし、うれしいっだんなしゃまのあかちゃんっはらませてぇっ
快楽に負けた亘がこんなに淫乱になってしまうなんて…亘のナカで性器がむくりと大きくなった気がした。
「っぁ…、おちんぽっおっきく、なったあ…っ
想像以上の亘の嬌態に興奮を抑えきれなくなり、ピストンを速めてしまう。

どちゅ!どちゅ!どちゅ!どちゅっどちゅぅッ!!…

「ぁっ、あ゛んっぁあっぉ゛っぅあっァ゛っ

どちゅんっっ!!!

先程も挿入した亘の奥の奥まで挿れて、
…ぶびゅるるるるっ!
確実に孕むよう奥深くで射精した。
「お゛、…っ…あ、ぁ、ーーーーっ
ビクビクビクッ!
大きく痙攣した亘は、足の指先をピンッと伸ばし、前から薄くなった精液のようなものを流している。射精というには力のないそれに、雄としての亘を壊せたようなで気分が良かった。
「……亘、…」
「…は、…ひ……、……………」
いつも綺麗な光を宿していた黒目が、瞼の裏に隠れてしまっている。涎や鼻水でてらてらと光る口元は開き切って、舌をしまうことすらできないようだった。

ずろろっ…ぽぴゅっ、ぶぴゅうっ!

亘の赤くなってしまったアナルから性器を引き抜けば、汚い音と共に精液が飛び出していく。
「…明日からも、よろしくね。俺のかわいい奥さん」
まるで粗相をしたような姿に心の何処かが満足した。汗ばんだ身体を抱き締める。亘の額にキスをして、そのまま目を閉じた。



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