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01/14 02:46
そのあとすぐに、両親が慌てた様子で私を見つけ、お兄さんにお礼と謝罪をたくさんして、何度も何度も頭を下げていたのを覚えている。家に帰ったとき、目一杯叱られたっけなあ。
――これが、私とお兄さんの出逢いの話。私がまだ小学校に上がったばかりだった頃の、素敵な想い出の一ページだ。
――――本編より抜き出し
【赤】あの夜のりんご飴、更新いたしました！
唯代頑張れ企画第一弾、ということで。
少しでも気に入ってくださったのならば感想いただけると嬉しいです。
01/06 16:36
ぼりり、バリリと、音がする。
がりがり、ぼりぼりと、壺が咀嚼を繰り返す。
二人ががりで、主人が二人揃って、壺に餌を与えている。
――もうだめ。
由梨香は口元を手で抑えると、こみ上げてくる吐き気を抑え胃酸を飲み込んで、目尻からこぼれ出そうになる涙をひた隠した。
――おじいちゃんが全部、食べられちゃった。
――――本文より抜き出し
由梨香はなにを思い、感じたのか。
壺が命を喰らう短編。
01/02 17:39
少女の死を知っているのは東藤と、俺だけ。
少女が死んだと思っているのは、俺ただ一人。
――――本文より抜き出し
鬼についての疑問を先輩にぶつけるお話。
12/27 11:26
「明かりの用意は？」
「もちろん、してありますとも」
「道、迷わないように目印を……」
「言われなくてもやるから」
「えっと、それじゃああとは」
心配性を発動した勇者を見て、射手は呆れたようなため息を、騎士は慣れた様子でにこにこと微笑みながら「大丈夫」と紡げば、勇者は若干の不安を残しながらも、しっかりと頷いてみせた。
――――本文より抜き出し
二話、閑話
勇者たちのちょっとしたお話を。
10/05 19:02
（２）と4を更新。
久しぶりの更新だぁ、お久しぶりです！
09/15 14:43
鬼囃子3話更新しました。
朝になって、君尋はぼんやり考える。
昨日のあれは、なんだったのかと。
09/14 18:45
当サイト初めての恋愛モノになります。
もしよければ、お付き合いくださると幸いです。
四人の男女が織りなす四角関係をお楽しみください。
09/10 21:00
第十六回フリーワンライ作品
選択お題
「夏は遠い」「溶けた」「指きりげんまん」
妃那と佳苗が、来年の夏のことを約束する話。
09/02 11:25
探してるものが、あるんだ」
「なにを探してるの？ 私、手伝えるかな」
「手伝ってほしいから聞いてんだろ」
――――本文より抜き出し。
二話九部「高揚を乗せて、口元を歪ませた」
Promise更新しました。
グレタとヴィンセントの、ちょっとした駆け引きの場面。
09/01 23:37
「で、その壁が壊れたから明日が来ない上に、母が危篤になる原因を作っていると」
「はい」
「……お前も、母の危篤の原因の一端を担っているって、言ったな」
「はい、言うするしました」
「お前が壁を壊してるってか」
――――本文より抜き出し
「そしてもう一度」更新しました。
小狼が、壊れた世界のことをお話します。