小ネタ | ナノ


MEMO 

FRAME(Mマス)
「どうした?信玄、難しい顔して」
「ああ、英雄。…いや、あまねがプロデューサーさんに会いたがっていてな。どうしたものかと…」
「あれ?あまねちゃん、前に会ったんじゃなかったですか?」
「あの時はほら、一希があやしてたみたいなもんだろ」
「あ、そっか。で、誠司さん。何がそんなに困るんです?プロデューサーさんなら喜んで会ってくれそうですけど…」
「いや、承諾を得ることに抵抗があるわけではないんだ。プロデューサーさんは優しい、それに会うこと自体を楽しみにしてくれるだろう。…ただ」
「?」
「?」

「理由を尋ねたら、よくプロデューサーさんの話をするから気になって、と…」
「あー」
「なるほど…そういや俺も家族によく言われるな。最近はまだ嫁にこんのかってじいさんにからかわれるぜ」
「家も弟が聞いてくるなあ、どんな人なのって。そんなに話してるつもり、ないんですけど」
「だよなあ」
「いや、英雄さんと一緒にされるのはちょっと」
「ああ。英雄はプロデューサーさんを呼ばない日を数える方が早いしな」
「なんだと!?」


20180306
仙台のあれなんですかね。皆プロデューサー大好きだったんだけど、FRAMEの次元がおかしかったというか。座右の銘… 
牙崎漣(Mマス)
「珍しいもの持ってるね、漣」


頭上から聞こえた声に漣は視線をあげる。ソファーの背から覗き込むように漣を、正しくは漣の手元を見る姿に、何故だか腹立たしい気持ちが沸き上がるのを感じた。腹立たしいは違う。そう言ったのは、道流であったか。


「キャンディー?わあ、箱も可愛いね。リボンがついてるんだ。どうしたの?これ」
「オマエには関係ねぇだろ。…………やる」
「え?」
「ハァ!?オレ様がやるっつってんだから感謝しろよな!とっとと受け取りやがれ!」
「あ、くれるの?ありがとう、赤色か…漣の色だね。本当にいいの?漣の、」
「赤ったらオレ様だからな!黄色でも青でもなく赤なのは、オレ様が赤だからだ!勘違いすんなよ!?」
「え?うん、しないけど…え、何?どうしたの?」
「うっせーバァーカ!」
「???」


20180306
 追記
大河タケル(Mマス)
「プロデューサー、……その。アンタの好きなものってなんだ?」
「好きなもの?そうだなあ…」
「食べ物とか、場所とか。ね……動物、とか」
「色々あるから、これっていうのはなかなか浮かばないな〜。あ、場所なら事務所とか。皆がいるともっといいね」
「…俺でもか?」
「勿論!最近はこうやって二人で話す機会も増えたでしょ?タケルが話し掛けてくれたり、少しずつ自分の話をしてくれるようになったの、すごく嬉しいよ」
「――ああ、俺も。アンタと話すのは楽しい。…いつも聞いてくれてサンキュ、プロデューサー」


20180306 
握野英雄(Mマス)
「プロデューサー、顔色悪くないか?」
「え?」

不思議そうな返答に、周囲の者はちらりと言葉を交わした二人に視線をやる。回数も人数も減ってはきたが、子供に泣かれがちな悪人面は心配そうに眉を下げているようだ。まあ、315プロダクションに所属する面々にしてみれば日常に近い光景、ではあるが。

「俺達にとってはありがたいんだが、走り回りすぎてるんじゃないか?合間に休憩は?」
「とってますよ、ありがとうございます」
「…運転しながらエナジードリンクだけとかゼリーだけとか、数分仮眠とかってのは休憩とは言わないからな?」
「………ちゃんと、とってますよ?」
「プロデューサー?」
「ア、アイドルの基本は笑顔、笑顔ですよ〜?」
「そのためにはプロデューサーに元気でいてもらわなきゃいけないんだ。俺の笑顔の基本になってるのは、プロデューサーなんだからな」
「えーっと、はい、…気をつけます〜…」

突っ込みたい衝動を呑み込んで消化するのも、いつものこと。それに大きく頷く神速一魂の二人も、いつものこと、だ。


20170804 
THE 虎牙道(Mマス)
「…遅いな、プロデューサー」
「連絡もないしな…師匠のことだ、連絡の間も惜しんでいるんだろうが」
「……。怪我、してなきゃいいが」
「オレ様を待たせるとかいい度胸じゃねーか!さっさとしろっつーんだよ、待ってろっつったのはアイツだろ?」
「待つ気なかったヤツが何言ってんだ。円城寺さんが引っ張って来なきゃいないだろ、ここに」
「は?ンだよチビ。オレ様に用があんならアイツが待ってンのがジョーシキだっての!時間は守れってウルセーのもアイツだろ!なのにいねーし!」
「FRAMEの現場も見に行くって言ってたろ。この時間なら道も混んでる、元々守る気がないのと一緒にするな」
「守る気がないんじゃねぇ、オレ様に合わせんのがジョーシキなんだから、守る必要がねぇんだよ!」
「…話にならねぇ」
「ンだと?」
「まあまあ二人とも、師匠にまた怒られるぞ」
「アイツもわかってねーんだよ!何でオレ様が――…」
「?」
「漣?」
「…よーやくかよ。おっせぇの」
「は?」
「師匠か?誰も事務所には…」
「――、円城寺さん、足音がする」
「ん?ああ、確かに。…まさか」

「お待たせしました!すみません、遅れてしまって……?どうかしましたか?」
「いや、…お疲れ」
「師匠、そんなに息切らせて…大丈夫ッスか?」
「おっせーんだよバァーカ!オレ様待たせんじゃねぇっつの!!」
「あっ!資料に目を通しておくようにって――出してもない!」
「天才最強のオレ様には必要ねぇんだよ!」

「…よく言ってる気配ってやつか?」
「……負けた気分になるな、競うことでもねぇけど」
「どれくらいの距離なら判別出来るんだろうな、漣は」
「…これで自分からプロデューサーに近づいてくれりゃ面倒も減るんだけど。現場で探す身にもなれよ」
「いやぁ、野性動物だなぁ、まるで」
「飼育員か」
「虎はタケルだけどな」

「オレ様のが上だ!わかってんのか、らーめん屋!チビ!!」
「何の話だ」
「漣が虎ってことか?」
「ハァ?オレ様はオレ様だ!」
「まあ、だろうな」
「…いいから話進めようぜ、プロデューサー」

20170728 
一ノ瀬志希(デレステ)
※男P

「あっつい」
「うんうん、あっついねぇ〜あたしもあたしも〜!」
「志希、レッスンは」
「レッスン?大丈夫、まだ時間あるよ〜ちゃんと行くから」
「……暑くて気力がなくなっていくんだが」
「あ、それなんだけど!キミにあたし特製のパフュームをプレゼント〜!あら不思議、あっという間に夏のダルさが飛んでっちゃう!」
「はぁ〜、それはまたすごいな…。うん、ありがたいんだが離れようか、というかそう言われてるってわかってるよな?」
「志希ちゃんはぁ、キミの匂いで失いかけの気力を補っている〜。だからダメ!よく汗掻くようになったから、ウズウズしちゃうんだぁ〜」
「………」
「単に、くっつきたい気分だけだったりもするかも?」
「しーきー」
「聞こえないし聞いていない〜。志希ちゃんは今からレッスンまでの数十分間、ただの置物〜話しかけても無駄なのである〜」
「じゃあ所定の場所にしまいに行かないと…」
「動かない置物〜…!」
「なんだそ―…ん!?こら志希、退きなさい!重い!」

20170720 
歌仙兼定(刀)
「ああ、こんなところにいたのかい。君宛に文が届いていたから、確認をしておきなさい」
「ごめんね、ありがとう歌仙」
「桜も随分と散ってしまったね。そうした移り変わりも美しくはあるけれど、やはり淋しいもの――…おや?」
「ん?」
「ふふっ、こんな身近に風流が潜んでいたとは。永続的に使える飾りではない、というのがまた情緒を感ずる点なのかな?」
「…何の話?」
「花弁、髪についているよ。主殿」


20160503 
立花宗茂(無双)
「……」
「……」
「……」
「……!?っ、なっ、何ですかいきなり!?」
「いや、撫でたくなったものだから。深い意味はない」


20160503
宗茂はなんの前触れもなく頭を撫でたりしそう。 
鳴上嵐(あんスタ)
※返礼祭後

「どうしたの?浮かない顔」
「嵐ちゃん。…えぇっと、ほら、返礼祭が終わったでしょ?だから、三年生は卒業しちゃうんだって改めて実感したというか…」
「そうねェ。いいライブだったと思うわ、デッドマンズもUNDEADも」
「大神くんもスッキリしたかな?朔間先輩も、そうだといいな」
「そうねぇ。…あらやだっ!泣いてるの?やだァ、どうしちゃったの?泣かないで、アタシまで悲しくなっちゃうじゃない!」
「っ、ごめんなさ…、だって、もう少ししたら、嵐ちゃんにも会えなくなっちゃうんだって思うと、羽風先輩は遊びに来るって言ってたけど、今までみたいに過ごせるわけじゃないでしょ?だから私、」
「えっ?……あら。あらあらあら!」
「何で笑うの嵐ちゃん!私本当に寂しくて――」
「だってェ!アタシ、卒業しないもの」
「へっ?」
「もうっ。アタシたち同じ二年生でしょう?修学旅行だって一緒に行ったじゃない!」
「あ、あれ?…あれ、そうか…瀬名先輩のこと泉ちゃんって呼ぶからなんかすっかり……そうだぁ、嵐ちゃん、同級生だぁ……」
「あらあら、今度は嬉し泣きかしらァ?…同じクラスになれたらいいわね、来年」
「うんっ!来年もよろしくね、嵐ちゃん」


20160326 
3-A(あんスタ)
「あれ?転校生ちゃん、どうしたの?俺に会いに来てくれた?」
「違います。こんにちは、羽風先輩」
「うわっ、相変わらずだなぁ〜?ま、いいけどね?こんにちは、転校生ちゃん」
「おっ!どうしたどうした、転校生!誰かに用事なら、天祥院と蓮巳は生徒会室だぞ?俺にならいつでもウェルカムだ!何だって受け止めてやろう…☆」
「こんにちは、守沢先輩。えーっと、天祥院先輩でも蓮巳先輩でも守沢先輩でもなくて…」
「ちょっとぉ、ここに用事ならゆうくんも連れてきてよねぇ〜?ほんっと、気が利かないんだから。で?何の用?」
「瀬名先輩にではないです、こんにちは」
「はぁああ?何であんたっていちいち俺に喧嘩売るのかなぁ?」
「あっ!」
「ねぇ、聞いて――」
「斎宮先輩!」
「は?」
「衣装の縫い方で…あ、ここです。この袖の部分なんですけど…」
「ッ、急に大声で呼ぶんじゃない!君が影片に感化されているのか影片が君に感化されているのかわからないね、まったく…それに何だね!写真ではなく現物を持ってくるべきだろうにッ!第一、縫製の質問は放課後にと何度も言っているはずだが?昼間では時間が足りないと、」

「転校生は知らない間にどんどん知り合いを増やすなぁ…」
「えぇ〜、俺の方が付き合いやすくない?俺には転校生ちゃんへの好意しかないのになぁ」
「て言うか、あんなに喋るんだ、あの人」


20160325
これで普通に仲良く話してたらあれなんですが。 






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テーマ「人外ファンタジー」
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