傷つけ愛 | ナノ


▽ 14話




…今気になっている事がある
なんで最初会った時に私を見て皆は驚いたんだろう

それに悲しそうな顔をした人もいた


ぐー


『…』


あれから何時間かたったがいまだに口に何も入れていない
慣れて入るがお腹は減る

コンコン


ドアをノックする音がした


『はい』

「飯を持ってきたぞ」

『ありがとう、忠臣さん』

「む、忠臣で良い、礼はジャンヌに言え」


忠臣は部屋から出ていった

え、ジャンヌが作ってくれたの?
私いらないって言ったのに、優しい気遣い


皿の上にあったのはおにぎりだった
私はおにぎりを一粒残らず食べた


流石ジャンヌ
すごく美味しかった


…案外忠臣って私と話す時の反応普通だったな


私はふと思い出した


バトルアリーナを


誰に教えてもらえばいいのか…とりあえず部屋から出て最初に出くわした人を捕まえて教えてもらおう

そして私は部屋から出る


『う、…』


部屋から出たらたまたまサーティーンさんと出くわしてしまった
そーいえば私サーティーンさんの部屋の隣だったな


「なんだよ、あらかさまに俺の顔見て嫌な顔すんなよ」

『何でもないよ…あのさ、バトルアリーナとかその事について今から教えてくれないかな』

「…めんどくさ、ごめんな俺は暇じゃねーの」


絶対ごめんだなんて思ってないよ


『じゃあいいや』


正直サーティーンさんは苦手意識あるし
怖い


「…あ、やっぱり大丈夫だぜ?みーちり教えてやるよ」


嫌な予感

サーティーンさんとっても嫌な笑みを浮かべてる

『いや大丈夫』

「遠慮すんなって」

『お手柔らかにお願いします…』


断りきれず、結局サーティーンさんに教えてもらえることになった



最悪だ…

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