▽ 10話
窓から眩しい日の光、そして小鳥の鳴き声に起こされる
そうか、朝が来たのか
私はまだ重たい目を擦り、布団から出る
そして顔を洗い、服を着替え、髪をセットして部屋を出る
朝食って何時からだっけな
とりあえず食堂へ行く
食堂からはかすかにいい匂いがした
今日は誰が作ってるんだろ
そう思い、覗いてみるとジャンヌさんがいた
『ジャンヌさんおはよう』
「ナナシさんおはようございます私のことはジャンヌでいいですよ」
『うん、手伝う?』
「いえ大丈夫ですよ、朝食の時間は8時ですしあと2時間も時間があるのでこの場所を探索してみたらどうですか?」
『ありがとうそうするね』
私はジャンヌに手をふり、食堂を出た
探索はどこから行ってみればいいんだろ…とりあえず地下から行ってみよう
案内図を見てみるとこの場所は地下2階まであるらしい地下2階にまずはいこう
そして私は地下2階まで降りていく
地下2階は照明が暗く、廊下が続いていた
扉が開いていて光を指しているところがあったから私はそのドアまで行く
そしてその部屋に入った瞬間、私は激痛が走り、そして身体が宙に浮いた
一瞬、私の思考は止まった
え、どうしよう落ちる、落ちる…!
「ちょっとぉー何やってんの?」
落ちると思ったら大きな手の形をした機械が助けてくれた
『…テスラちゃん…?おはよう』
「おはようじゃなくない?
まず言う事があるでしょ。
勝手にボクの研究室に入ってきてまともにドラ花ふむとか馬鹿じゃない?
フツーボクの事なんだから足元に注意しときなよ
あ、そう言えば昨日来た部外者だからまだボクのことわかってなかったんだけ?」
ぶ、部外者…
『ごめん…』
「ごめんなさいでしょ」
『ごめんなさい』
テスラってこんな人だったっけ
「昨日のは全部演技だから。あ、言っておくけどボク君の事嫌いだから多分全員キミのこと嫌いじゃない?…邪魔なんだよねー」
まさか、テスラがそう言うだなんて思ってなかったから驚く。それにショック
邪魔。
この言葉が本当に響いた
「さっさと出ていってよ部外者」
私は素直に出ていく
演技…?じゃあ皆も?サーティーンさんが言っていた通りだったんだ…
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