▽ 11話
テスラ視点
ボクが一生懸命テスラコイルを調節していたら後ろからドラ花が発動した音がした
はぁ…だれだよ…
僕はゴーグルを取って空中に浮いている人物をみる
ナナシじゃんか
馬鹿なの?
ボクは優しいから工作アームズで助けてやった
「ちょっとぉー何やってんの?」
ボク集中してたのにいきなりなんなの本当に
でもナナシだったから思いっきり嫌味を言おう
『…テスラ…?お、おはよう』
にしても能天気だね
「おはようじゃなくない?
まず言う事があるでしょ、勝手にボクの研究室に入ってきてまともにドラ花ふむとか馬鹿じゃない?
フツーボクの事なんだから足元に注意しときなよ、あ、そう言えば昨日来た部外者だからまだボクのことわかってなかったんだけ?」
『ごめん…』
「ごめんなさいでしょ」
『ごめんなさい』
あ、驚いてる驚いてる
「昨日のは全部演技だから。あ、言っておくけどボク君の事嫌いだから多分全員キミのこと嫌いじゃない?…邪魔なんだよねー」
痛めつけるのって本当にいい気分
あ、これはボクなりの愛情だからね
ボクはナナシのことが大の大っ嫌いで好きだから
もーと!痛めつけたくなるよね!
前のマスターがボクたちにそう教えたようにね
てかナナシ固まってないでさっさと出ていってほしいなぁ、本当邪魔
「さっさと出ていってよ部外者」
するとナナシは素直に出ていった
ボクはまだナナシの事を大切にしてると思うよ?
本当にナナシが嫌いなヤツらなんかナナシの存在すら覚えてもいないし、どうでもいいって思ってる。
でもボクはいじめてあげてる。
だからボクはナナシの存在の認識まだいい方だからね
にしてもリリカ、大丈夫かなぁ…前のマスターにさんざんな目にあったからね
ボクは暴力だったけど。
前のマスターはかなりのロリコンだったからメグメグがまだ来ていなかった頃だったからリリカが性的暴行をうけてたんだよなあ
そのおかげてリリカはナナシを怖がっている
本当に可哀想なリリカ。
その性的暴行をしていたのはナナシのお父さんだなんてまだナナシは知らないのかな?
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