「ピアス穴あけてよ」






そんなことを言うから理由を聞いたら
俺とお揃いのピアスを付けたいとか
いいだしたこいつに、俺は簡単に折れてしまった。





「い…いたいのかなっ」

「まぁー…若干はいたいだろうな…」

「うー、怖ぁ…!」

「ほら早く冷やせよ」




自分から開けたいとか言っといて怖がるもんだから
やめたら?なんて言うと、翔と同じの付けるの!なんて言うから
やっぱり俺は簡単に折れてしまう。




「いいか?あけるぞ?」

「う…ん」

「よーし、歯ぁくいしばれ!」

「え!なにそんなんなの!?ちょっ」


がシャン!




「…」

「…」

「なにしてんだ?終わったぜ?」

「へっ、おわり?」

「うん、終わり!」

「う…うわぁっ!耳から血でてるじゃんんん!感覚ないのが更に怖い!」




「秀、」

「なっなに」

「こっちむいて」



ごほうび
軽く耳を舐めてやると、
くすぐったかったよ、なんて
柔く笑う彼女が愛しくてたまらなくて
俺は小さく唇にキスをした





リクエストありがとうございました!
ピアスネタでした\(^o^)/
実はずっと書きたかったネタだったので
よかったです!ありがとうございました\(^o^)/






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